前回に引き続き、2012ジャパンカップのフォトレポートをお届けします。今回はクリテリウム&ロードレース編。またまた競輪選手たちを中心に取り上げておりますので、そのつもりで見ていただけると有り難いです(笑)。
宇都宮駅前の大通りが舞台となるクリテリウム。レースの前にパレードが行われ、こちらはクリテリウムスペシャルチーム。テオは走りながら動画を撮影中。
もちろんレースには出ませんが、ガールズケイリンの選手たちもパレードに参加。
地元栃木支部の競輪選手たちも勝負服で登場!
こちらは愛三工業レーシング。品川真寛選手と鈴木謙一選手がジャパンカップを最後に引退を表明。シーズン終盤はこういうニュースがあるのでちょっと寂しくなりますね…。
いよいよレースがスタート! 1周目のかなり先頭に近いところの写真なのですが、中央に小嶋敬二選手と、左後方に成田和也選手がいます。小嶋選手によると、レース前日にマキュアン選手から「コーナーは絶対に外側に行ってはいけない。内側を回るように」とアドバイスをもらっていたのだとか。
このクリテリウムを想定した練習や機材の準備まであれこれ行い、「打倒、ペテル・サガン!」と話していた小嶋選手ですが(笑)、気づけば後方で単独走行に…。6月の終わりに競輪競走で落車し、鼻の骨を折るなど大けがを負った小嶋選手。9月に復帰したばかりで、まだ万全な状態ではない中での参加でしたが、走るからには努力を惜しまないその姿勢に、厳しい勝負の世界で長くトップにいる選手の神髄を見たような気がします。そして「楽しむ」ことの大事さも改めて感じさせてもらいました。
一番最後まで粘ったのが新田祐大選手。競走のため翌日に富山に移動というハードスケジュールでしたが、昨年に続いてのクリテリウム出場はやっぱり楽しかったようです!
こちらが小嶋選手に“打倒される予定?”だったペテル・サガン。
沿道ギリギリのところからの眺めはこんな感じ。ものすごく近い!
ゴール! 優勝は右端のヤロスラフ・マリチャ。別府選手は惜しくも届かず2位、そして3位にはなんとマキュアンが!
翌日の本戦には出場しない廣瀬選手が、最後のジャパンカップを終え、目を真っ赤にしながらファンの方たちと手を重ねていました。
クリテリウムのあとは様々なトークショーが行われ、スペシャルチームからは競輪3選手とテオが参加。一番驚いたのは成田選手のトークセンス! 寡黙なイメージのある成田選手ですが、実はかなり面白い人なのかも(笑)。
ガールズケイリンからは7名全員が参加。右端の重光選手はトーク上手でしっかり者。ショーを盛り上げていました。
クリテリウムの表彰式。こちらはスプリント賞。3回とも日本人選手がゲット! 左から宮澤選手、窪木選手、初山選手。
2位の別府選手、優勝のマリチャ、3位のマキュアン。
表彰式終了後、ビッグなニュースが発表に! 増田成幸選手が来季からキャノンデール・プロサイクリングチームに移籍。また楽しみがひとつ増えましたね!
翌日、森林公園で開催されたロードレース。今年は公式発表で7万8千人の観客動員数。確かに例年より多いなあと感じました。
先頭グループを追いかける清水都貴選手!
ゴールを制したのはイヴァン・バッソ! ついにジャパンカップで優勝を手にしました!!
表彰式。山岳賞はチームNIPPOの中根英登選手とアンカーの井上和郎選手。中根選手は積極的に動いて2回獲得!
アジア最優秀選手賞は日本人最上位の6位となった清水都貴選手。
2位ダニエル・マーティン、優勝イヴァン・バッソ、3位ラファル・マイカ。