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トラックレース&競輪を中心とした自転車競技情報ブログ

 2013-2014 トラックW杯第2戦アグアスカリエンテス大会2日目も世界記録が続出! 日本は前田佳代乃が500mTTで日本記録更新、橋本英也がオムニアム・スクラッチで1位!! 最終日は本日深夜2時スタート

大会2日目も世界新記録が飛び出しています! 日本チームにとっては厳しい展開が続いていますが、そんな中で前田選手が500mタイムトライアルで日本新記録をマーク、そして男子オムニアムのスクラッチで橋本選手が見事1位を獲得する嬉しいニュースもありました。


★男子スプリント
予選1位のフランソワ・ペルビスが世界新記録となる9秒347をマーク! これまでの記録は2009年にケヴィン・シロウが出した9秒572でしたので、すごいタイムが飛び出しましたね! 9秒5台がずらりと並ぶ予想以上のハイレベルなタイム合戦に、自己ベストにはわずかに届かなかったものの9秒702を出した中川選手が19位、9秒865で自己ベストを更新した河端選手が35位と、日本人2選手ともに予選敗退という信じられない結果になっています…。
優勝はジェイソン・ケニーをストレートで下したマシュー・グレッツァー!



グレッツァーとケニーの対戦となった決勝。まずはグレッツァーが1本先取。 Photo:Takenori WAKO



2本目、先にグレッツァーが仕掛ける! Photo:Takenori WAKO



グレッツァーがケニーを抑え、勝利! Photo:Takenori WAKO



表彰式。3位にはチェコの新鋭、Pavel KELEMENが入った。 Photo:Takenori WAKO


リザルト
1位 Matthew GLAETZER(オーストラリア)
2位 Jason KENNY(イギリス)
3位 Pavel KELEMEN(チェコ
19位 中川誠一郎(日本)
35位 河端朋之(日本)


★男子オムニアム(後半戦)
前日のエリミネーションで落車負傷し、心配された橋本選手でしたが、後半戦もきっちり戦いきりました。4種目めの個人追抜きは4分38秒962で16位、そして5種目めのスクラッチではホンコンチャイナの選手と2人でラップを決め、見事1位を獲得! 最終種目の1kmタイムトライアルは1分05秒451で16位となり、最終成績を11位で終えました。一桁台にはあと一歩で届きませんでしたが、アクシデントもあった中、頑張りましたね!



最終種目、1kmTTを走るLuke DAVISON。 Photo:Takenori WAKO



表彰式。 Photo:Takenori WAKO


リザルト
1位 Luke DAVISON (オーストラリア) 30p
2位 Jasper DE BUYST (ベルギー) 34p
3位 Artyom ZAKHAROV(カザフスタン) 36p
11位 橋本英也(日本) 60p


★男子スクラッチ
ラップした2選手での優勝争いは、ゴールに先着したドールに軍配が上がっています。



表彰式。 Photo:Takenori WAKO


リザルト
1位 Owain DOULL(イギリス)
2位 CHEUNG King Lok(ホンコンチャイナ)
3位 Roman LUTSYSHYN (ウクライナ) -1


★女子ケイリン
今季から出場枠が少なくなり、1回戦は2着権利、敗者復活戦は3着権利となった女子ケイリン。これまでよりは2回戦進出の可能性が増え、日本にとってもチャンスが広がったと言えます。前田選手は1回戦3着となり、敗者復活戦へ。ここはメンバー的にも勝ち上がれる可能性が十分にあったのですが、ペーサーの退避前に差し込んだとの判定で、前田選手は失格を取られてしまい、残念な形でレースを終えることとなってしまいました。
優勝は第1戦に続いて、クリスティーナ・フォーゲル。本当に強い!



勝戦がスタート。 Photo:Takenori WAKO



クリスティーナ・フォーゲルが余裕の1着! Photo:Takenori WAKO



第1戦に続き優勝を飾ったフォーゲル。 Photo:Takenori WAKO



表彰式。 Photo:Takenori WAKO


リザルト
1位 Kristina VOGEL(ドイツ)
2位 LEE Wai Sze(ホンコンチャイナ)
3位 Rebecca Angharad JAMES(イギリス)
17位 前田佳代乃(日本)


★女子500mタイムトライアル
アンナ・ミアーズが2012年に自身が出した33秒010の世界記録を更新する、32秒836で優勝を飾っています。前田選手も、スピードスケートの大菅小百合選手がアテネオリンピックで出した35秒045の記録を破るタイムを出し、日本新記録を達成しました!



ついに34秒台をマークした前田。500mTTは9年振りに日本新記録更新となった。 Photo:Takenori WAKO



今年の世界チャンピオン、リー・ワイジーは3位。 Photo:Takenori WAKO



2位のミリアム・ウェルテ。 Photo:Takenori WAKO



優勝はまだまだ健在、アンナ・ミアーズ! 自身の世界記録を更新。 Photo:Takenori WAKO



表彰式。 Photo:Takenori WAKO


リザルト
1位 Anna MEARES(オーストラリア) 32.836
2位 Miriam WELTE(ドイツ) 33.062
3位 LEE Wai Sze(ホンコンチャイナ) 33.296
14位 前田佳代乃(日本) 34.882


★女子個人追抜き
1-2位決定戦、3-4位決定戦ともに予選と順位が逆転する珍しいケースとなりました。



予選2位から逆転で優勝したRebecca WIASAK。 Photo:Takenori WAKO



表彰式。 Photo:Takenori WAKO


リザルト
1位 Rebecca WIASAK(オーストラリア) 3:28.884
2位 Elinor BARKER(イギリス) 3:31.070
3位 Caroline RYAN(アイルランド) 3:34.257


★女子オムニアム(前半戦)
塚越選手の成績は、フライングラップ14秒56で13位、ポイントレース19位(-1ラップ)、エリミネーション18位で、前半戦を終えて総合暫定17位となっています。ゲーム系の種目で苦戦が続いていますが、後半戦は気持ちを切り替えて頑張ってほしいですね!


♦全ての種目のリザルトとスタートリストはこちらで確認できます。
http://www.tissottiming.com/Competition?id=00030A0006FFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFF&sport=CT&year=2013


♦大会最終日のタイムスケジュールはこちら。表記は現地時間で、日本のほうが15時間進んでいます。
http://www.tissottiming.com/File/Download?id=00030A0006FFFFFFFFFFFFFFFFFFFF0D


最終日は12月8日02:00よりスタートです。日本人選手の出場は…
★女子スプリント予選  石井寛子前田佳代乃  日本時間02:00〜
★女子オムニアム4種目め(個人追抜き)  塚越さくら  日本時間02:35〜
★男子ケイリン1回戦  渡邉一成、脇本雄太  日本時間04:00〜
★男子1kmタイムトライアル  中川誠一郎  日本時間08:10〜


尚、最終日のイブニングセッションYouTubeライブ配信されるようです。日本時間12月8日午前8時より配信開始かと思われます。
YouTubeuciチャンネルはこちら。 http://www.youtube.com/watch?v=1KhpwHwWFGI