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トラックレース&競輪を中心とした自転車競技情報ブログ

 2013-2014 トラックW杯第2戦アグアスカリエンテス大会最終日も驚きの世界新記録が飛び出す! 日本チームは中川誠一郎が1kmタイムトライアルで日本新記録達成!!

大会最終日も、女子スプリント予選、男子1kmタイムトライアルで世界新記録が出ました! 日本チームも中川選手が1kmタイムトライアルで日本新記録をマークしています。
日本チーム全体としては、男女チームスプリントや500mTT、1kmTTで日本記録の更新を果たしましたが、このハイレベルな戦いの中で、予選敗退の種目も目立ち、結果として少々物足りなさや課題の残る大会になってしまったのではと感じます。
とはいえ、この環境下で走ることは身体的に通常以上の負担もあっただろうと思います。選手の皆さん、お疲れさまでした!


★男子ケイリン
1回戦第1ヒートと第2ヒートで大量落車が発生。第1ヒートの渡邉選手は巻き込まれずにすみ、結果的に2着で2回戦進出を決めました。脇本選手は1回戦6着、敗者復活戦も4着と勝ち上がれず、ここで敗退。
2回戦に進んだ渡邉選手ですが、後手に回る展開となり6着。決勝には進めず、7-12位決定戦に回りますが、ここでも前に上がることができずに6着。最終順位を12位で終えています。
優勝は先行したWÄCHTERを捲ったマシュー・クランプトン!


リザルト
1位 Matthew CRAMPTON(イギリス)
2位 Tobias WÄCHTER (ドイツ)
3位 Shane PERKINS (オーストラリア)
12位 渡邉一成(日本)
15位 脇本雄太(日本)


★男子1kmタイムトライアル
今年の世界チャンピオン、フランソワ・ペルビスが驚異の世界記録を叩き出しました! これまでのアーノルド・トゥルナンが持っていた58秒875の記録を2秒以上も上回る56秒303をマーク! 12年振りの世界記録更新となりましたが、上位10選手が59秒台。中川選手も1分00秒017で、2002年に伏見俊昭選手が出した1分2秒台の記録を破りましたが、それでも11位という結果になっています。


リザルト
1位 Francois PERVIS(フランス) 56.303
2位 Maximilian LEVY (Team Erdgas.2012) 57.949
3位 Joachim EILERS (ドイツ) 57.980
11位 中川誠一郎(日本) 1:00.017


★男子マディソン
全チームをラップしたスペインが優勝を飾っています。


リザルト
1位 スペイン 7p
2位 ベルギー 6p(-1lap)
3位 ロシア  12p(-2lap)


★女子スプリント
予選でクリスティーナ・フォーゲルが世界新記録となる10秒384をマーク! 予選通過16位のボーダーラインはなんと10秒9台。自己ベストに近い11秒099を出した前田選手、11秒469の石井選手ともに予選敗退という厳しい結果になりました。
優勝は圧倒的な強さを見せつけたフォーゲル。スプリント、ケイリン、チームスプリントと今大会3冠を達成!


リザルト
1位 Kristina VOGEL(ドイツ)
2位 Anna MEARES(オーストラリア)
3位 LEE Wai Sze(ホンコンチャイナ)
20位 前田佳代乃(日本)
25位 石井寛子(日本)


★女子オムニアム(後半戦)
塚越選手の成績は、個人追抜き3分44秒367で14位、スクラッチ16位、500mタイムトライアルは35秒886で8位。最終的な総合順位は16位という結果になっています。個人追抜き、そして500mではかなり良いタイムが出ました。着が大きくなりがちなゲーム系種目も、高いレベルでの経験を積み重ねていくことで課題をクリアしていってほしいですね。
優勝はフライングラップ、個人追抜き、スクラッチの3種目で1位のサラ・ハマー。宿敵ローラ・トロットを抑えての勝利となっています!


リザルト
1位 Sarah HAMMER(アメリカ) 19p
2位 Laura TROTT(イギリス) 26p
3位 Jolien D'HOORE(ベルギー) 27p
16位 塚越さくら(日本) 88p



♦全ての種目のリザルトはこちらで確認できます。
http://www.tissottiming.com/Competition?id=00030A0006FFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFF&sport=CT&year=2013