2014アジア選手権トラック競技４日目が終わりました。
本日の日本チームは銀メダル３つ、銅メダル１つを獲得しています！
優勝が期待された男子エリートスプリントの中川誠一郎選手は、アジズルハスニ・アワン（マレーシア）との決勝で３本目までもつれる激戦の末、惜しくも敗れて２位となりました。
優勝したアワンは2009年の世界選手権スプリントで銀メダルを獲ったこともある実力者。しかし2011年のW杯で、落車した際にバンクの木片がふくらはぎを貫通するという大怪我を負って以降、なかなかかつての勢いが戻らないでいたのですが、やはり底力はさすがです。
前半戦を終えて総合トップで折り返した男子オムニアムの橋本英也選手にも金メダルの期待がかかりましたが、僅差で２位という悔しい結果に。得意のゲーム系種目は世界レベルの大会でも上位を狙える橋本選手ですから、やはりタイム系種目が今後の鍵となりそうです。
男子エリート1kmタイムトライアルでも、脇本雄太選手が２位となっています。
また、女子エリートチームスプリントは前田佳代乃選手・石井貴子選手が銅メダルを獲得しています。公式大会では初めてのコンビでしたが、予選・順位決定戦と34秒台をマーク。今後のさらなるタイムアップが期待されますね！
では、現地より送っていただいたリザルトと写真でお伝えします！
◎2014アジア選手権トラック競技リザルト
Photo＆Result Kenji NAKAMURA/JCF
※キャプションは編集部
［5月25日（トラック4日目）の結果］
＜決勝種目＞
★女子エリートチームスプリント
1位 中国 33秒423
2位 韓国 34秒511
3位 日本 前田佳代乃（京都）・石井 貴子（JPCA・JPCU千葉）34秒937
１走前田・２走石井のコンビで臨んだ女子エリートチームスプリントは３位。
Photo：Kenji NAKAMURA/JCF
銅メダルを獲得！ Photo：Kenji NAKAMURA/JCF
★男子ジュニアスプリント
1位 MOHD ZONIS Muhammad Firdaus MAS
2位 JUNG Jeahee KOR
3位 KANG Shih Feng TPE
5位 野上 竜太（岡山・鹿屋体育大学）
14位 布居 翼（和歌山・和歌山北高校）
★男子エリートスプリント
1位 AWANG Mohd Azizulhasni MAS
2位 中川誠一郎（JPCA・JPCU熊本）
3位 KANG Dongjin KOR
7位 新田 祐大（JPCA・JPCU福島）
アワンとの対戦になった1-2位決定戦。中川は１本目を取るも、２本目、３本目をアワンに取られ、惜しくも２位となった。 Photo：Kenji NAKAMURA/JCF
男子エリートチームスプリント表彰式。 Photo：Kenji NAKAMURA/JCF
★女子エリートオムニアム
1位 LUO Xiaoling CHN 11p
2位 HSIAO Mei Yu TPE 17p
3位 LEE Minhye KOR 18p
4位 塚越さくら（鹿児島・鹿屋体育大学大学院）24p
：フライングラップ5位（14秒709）、ポイントレース6位（7p）、エリミネイション5位、3km個人パーシュート3位（3分47秒846）、スクラッチ2位、500mタイムトライアル3位（36秒307）
★男子エリートオムニアム
1位 LIU Hao CHN 18p
2位 橋本 英也（岐阜・鹿屋体育大学）20p
：フライングラップ4位（13秒605）、ポイントレース2位（60p）、エリミネイション1位、4km個人パーシュート4位（4分35秒485）、スクラッチ3位、1kmタイムトライアル6位（1分05秒955）
3位 CHEUNG King Lok HKG 21p
５種目めのスクラッチで３位に入り、単独首位に立った橋本だったが、最終種目の1kmタイムトライアルで逆転され、惜しくも２位という結果に。 Photo：Kenji NAKAMURA/JCF
男子オムニアム表彰式。 Photo：Kenji NAKAMURA/JCF
★女子エリート500mタイムトライアル
1位 LEE Wai Sze HKG 34秒063
2位 LEE Hyejin KOR 34秒584
3位 MUSTAPA Fatehah MAS 34秒898
5位 前田佳代乃（京都）35秒394
★男子エリート1kmタイムトライアル
1位 IM Chaebin KOR 1分01秒879
2位 脇本 雄太（JPCA・JPCU福井）1分03秒160
3位 WU Lok Chun HKG 1分03秒724
２位となった脇本雄太。 Photo：Kenji NAKAMURA/JCF
男子１kmタイムトライアル表彰式。 Photo：Kenji NAKAMURA/JCF
