CYCLIST FAN

トラックレース&競輪を中心とした自転車競技情報ブログ

 2015トラック世界選手権の模様が3月12日(木)19:00からNHK BS1で放送! 遅ればせながら大会4日目&5日目のレポートもアップしました!

2月18日〜22日までフランス・パリで開催された「2015 UCIトラック世界選手権」。
日本勢は全体的に苦戦を強いられましたが、上野みなみ選手が女子ポイントレースで銀メダル獲得というビッグニュースに沸いた大会でもありました。そんな今年のトラック世界選手権の模様がNHK BS1で放送されますので、ぜひご覧ください!
また、今年1月に開催された2014-2015 トラックW杯第3戦カリ大会も3月8日(日)正午より同じくNHK BS1で再放送されますので、前回見逃した方はお忘れなく!


♦2015 UCIトラック世界選手権大会 放送予定
番組名:2015世界自転車選手権トラック「サン・カンタン・アン・イブリーヌ(フランス)」
放送時間:2015年3月12日(木)19:00〜20:50 ※途中10分のBSニュースあり
放送チャンネル:NHK BS1
解説:中野浩一
実況:永田実


◎関連URL
NHKオンライン番組表
http://www2.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2015-03-12&ch=11&eid=21273&f=363


NHKスポーツオンライン
http://www1.nhk.or.jp/sports2/etc/index.htm


さて、大変遅くなってしまいましたが、大会4日目と5日目のリザルトをまとめました。


★男子スプリント
日本からは中川誠一郎選手、渡邉一成選手、河端朋之選手が出場。
上位24名が勝ち上がる予選は、中川選手が9秒877で19位、渡邉選手が10秒038で27位、河端選手が10秒089で30位となり、日本勢では中川選手のみが本戦進出となりました。
続く1/16決勝でクエンティン・ラファルグ(フランス)との対戦になった中川選手は、先行するラファルグを追い込めず、ここで敗退となっています。


1日目は1/4決勝までが行われ、準決勝となる1/2決勝以降は2日目へ。
決勝は昨年から日本の競輪も走っているデニス・ドミトリエフ(ロシア)と、かつての世界王者・地元のグレゴリー・ボジェ(フランス)の対戦に。ここはボジェが復活ののろしを上げる力強い走りでドミトリエフをストレートで下し、再びアルカンシェルに輝いています。
3-4位決定戦は3本目までもつれながらも、ホーグランド(オランダ)を破ったラファルグ(フランス)が勝利し、銅メダル獲得となりました。



ハイレベルなタイムが続出した予選。19位で予選突破の中川 Photo:Takenori WAKO



27位で予選敗退の渡邉 Photo:Takenori WAKO



30位で予選敗退の河端 Photo:Takenori WAKO



2年連続での3冠達成に向け最後の種目スプリントに挑んだフランソワ・ペルビス。予選7位から1/4決勝まで進むも、チームメイトのグレゴリー・ボジェに敗れ、快挙達成はならず Photo:Takenori WAKO



1/16決勝でラファルグに敗れ、中川はここで敗退となってしまった Photo:Takenori WAKO



決勝はボジェがストレートでドミトリエフを下し、優勝! Photo:Takenori WAKO



ちょっと不思議な?ボジェの喜びのポーズ Photo:Takenori WAKO



表彰式 Photo:Takenori WAKO


終結
1位 Gregory BAUGE(フランス)
2位 Denis DMITRIEV(ロシア)
3位 Quentin LAFARGUE(フランス)
19位 中川誠一郎(日本)
27位 渡邉一成(日本)
30位 河端朋之(日本)


★男子オムニアム(後半戦)
大会3日目に前半3種目が行われ、4日目が後半戦となった男子オムニアム。
前半を終え、首位に立っていたフェルナンド・ガビリアレンゴン(コロンビア)が後半戦も順位をキープし、優勝を手にしています。



ロードのほうでも活躍が注目されるガビリアレンゴン(コロンビア)が優勝。 Photo:Takenori WAKO



表彰式 Photo:Takenori WAKO


終結
1位 Fernando GAVIRIA RENDON(コロンビア) 205p
2位 Glenn O'SHEA(オーストラリア) 190p
3位 Elia VIVIANI(イタリア) 181p


★男子個人追抜
日本からの出場はなし。決勝は予選1位のジャック・ボブリッジ(オーストラリア)と、2位のStefan KUENG(スイス)の対戦となり、KUENGが逆転で勝利を飾っています。



優勝したStefan KUENG(スイス) Photo:Takenori WAKO



2位のジャック・ボブリッジ(オーストラリア) Photo:Takenori WAKO



3位のJulien MORICE(フランス) Photo:Takenori WAKO


終結
1位 Stefan KUENG(スイス) 4:18.915
2位 Jack BOBRIDGE(オーストラリア) 4:19.184
3位 Julien MORICE(フランス) 4:21.419


★女子スプリント(1/2決勝〜決勝)
大会3日目に1/4決勝まで、1/2決勝以降は4日目に行われた女子スプリント。
日本から出場の前田佳代乃選手と石井貴子選手は予選敗退。
決勝は2連覇を狙うクリスティーナ・フォーゲル(ドイツ)と、Elis LIGTLEE(オランダ)の対戦に。ここはフォーゲルがストレートで下し、貫禄をみせつけました。3-4位決定戦はゾーン・ティアンシ(中国)がステファニエ・モールトン(オーストラリア)に勝利し、銅メダルを獲得しています。



決勝。フォーゲルが2連覇達成! Photo:Takenori WAKO



表彰式 Photo:Takenori WAKO


終結
1位 Kristina VOGEL(ドイツ)
2位 Elis LIGTLEE(オランダ)
3位 ZHONG Tianshi(中国)
28位 前田佳代乃(日本)
30位 石井貴子(日本)


★女子スクラッチ
日本からの出場はなし。集団でのゴールスプリント制した、キルスティン・ワイルド(オランダ)が優勝を飾っています。



先頭でゴールを駆け抜けたのはキルスティン・ワイルド(オランダ)! Photo:Takenori WAKO



表彰式 Photo:Takenori WAKO


終結
1位 Kirsten WILD(オランダ)
2位 Amy CURE(オーストラリア)
3位 Allison BEVERIDGE(カナダ)


★女子オムニアム
日本からの出場はなし。前半3種目が大会4日目、後半3種目が最終日に行われた女子オムニアム。
前半を2位で折り返したアネット・エドモンドソン(オーストラリア)が500mタイムトライアル、フライングラップトップと立て続けに1位を取り、首位に躍り出ると最後のポイントレースでも順位を守り切り、見事優勝を手にしています。



優勝したアネット・エドモンドソン(オーストラリア) Photo:Takenori WAKO



表彰式 Photo:Takenori WAKO


終結
1位 Annette EDMONDSON(オーストラリア)  192p
2位 Laura TROTT(イギリス) 176p
3位 Kirsten WILD(オランダ) 175p


★女子ケイリン
出場枠が取れず、リザーブとなっていた日本ですが、直前で出場できることとなり、ポイント上位の加瀬加奈子選手がエントリー。加瀬選手は2着勝ち上がりの1回戦は6着、1着勝ち上がりの敗者復活戦は3着となり、残念ながら2回戦進出はなりませんでした。
これまでの決勝常連組が敗退し、ちょっと意外な顔ぶれとなった決勝戦を制したのはベテラン、アンナ・ミアーズ(オーストラリア)。さすがの底力を見せてくれました!



1回戦。終始後方でのレースを強いられてしまった加瀬は6着 Photo:Takenori WAKO



敗者復活戦。残り1周半から先行した加瀬。このまま逃げ切りを狙う Photo:Takenori WAKO



粘った加瀬だがゴール前で失速し、3着。ここで敗退となった Photo:Takenori WAKO



決勝。アンナ・ミアーズが貫禄の勝利! Photo:Takenori WAKO



ガッツポーズ! Photo:Takenori WAKO



表彰式 Photo:Takenori WAKO


終結
1位 Anna MEARES(オーストラリア)
2位 Shanne BRASPENNINCX(オランダ)
3位 Lisandra GUERRA RODRIGUEZ(キューバ
17位 加瀬加奈子(日本)


★男子マディソン
日本からの出場はなし。序盤からリードを奪ったフランスが僅差で逃げ切って優勝。



フランスはブライアン・コカールとモルガン・クネスキのコンビ Photo:Takenori WAKO



接戦を制した地元フランスの優勝に会場も盛り上がる Photo:Takenori WAKO



表彰式 Photo:Takenori WAKO