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トラックレース&競輪を中心とした自転車競技情報ブログ

 2016トラック世界選手権大会4日目の日本勢は男子オムニアムの窪木一茂16位、女子スプリントの前田佳代乃31位、石井貴子33位、女子ポイントレースの上野みなみ13位、女子オムニアムの塚越さくらは前半を終えて暫定20位。大会最終日は日本時間本日19:00よりスタート

大会4日目が終わりました。


この日の日本勢は男子オムニアム(後半戦)、女子スプリント、女子ポイントレース、女子オムニアム(前半戦)に出場。
男子オムニアムは窪木選手が最終種目のポイントレースで2ラップを決めるなど、40点以上得点を上乗せしましたが、それでも上位には届かず、最終的に16位で終えています。
女子スプリントは前田選手、石井選手ともに予選敗退という結果になりました。
女子ポイントレースは昨年銀メダルを獲得した上野選手が出場しましたが、上位進出はならず13位。
女子オムニアムは、塚越選手にとって若干苦手な種目がかたまる前半戦を終え、暫定20位と出遅れてしまいましたが、後半は得意な短距離種目が続くので、巻き返しを期待したいところです!


では、大会4日目を振り返ります!


★男子スプリント(1/4決勝〜決勝)
1-2位決定戦はジェイソン・ケニー(イギリス)とマシュー・グレッツァー(オーストラリア)の対戦に。3本めまでもつれこみながらも、最後はケニーが勝利! ロンドンオリンピックではこの種目で金メダルを獲得しているケニーですが、世界選手権での優勝は初めて。
3-4位決定戦は日本の競輪でも活躍するデニス・ドミトリエフ(ロシア)が、ダミアン・ジリンスキー(ポーランド)をストレートで下し、銅メダルを手にしています。



1-2位決定戦はケニーとグレッツァーの対戦。1本目はグレッツァー、2本目はケニーが取り、勝負は3本目へ Photo:Takenori WAKO



3本目を制したのはケニー! Photo:Takenori WAKO



地元のエーススプリンターの勝利に会場は大歓声に包まれる Photo:Takenori WAKO



意外にも世界選手権の優勝は初めてとなるケニー Photo:Takenori WAKO



表彰式 Photo:Takenori WAKO


終結
1位 Jason KENNY(イギリス)
2位 Matthew GLAETZER(オーストラリア)
3位 Denis DMITRIEV(ロシア)
20位 中川誠一郎(日本)


★男子オムアニアム(後半戦)
前半戦を17位で折り返した窪木一茂選手は、4種目め1kmタイムトライアル1:05.559で19位、5種目めフライングラップ13.928で19位となり、5種目終えて46p獲得の暫定総合16位で最終種目のポイントレースへ。ポイントレースでは2ラップに成功するなど、積極的に動いていきましたが、最終的にトータル93p獲得の16位でフィニッシュ。
上位勢は大接戦となり、表彰台3人は同点ながらゴール着順によりフェマンド・ガビリアレンゴンが2年連続でチャンピオンに輝いています。



5種目めのフライングラップは19位の窪木。最後のポイントレースでジャンプアップを狙う Photo:Takenori WAKO



最終種目のポインレースは混戦模様に Photo:Takenori WAKO



暫定首位で迎えたエリア・ビビアーニ(イタリア)だったが、ポインレースで逆転され、表彰台を逃す結果に Photo:Takenori WAKO



2ラップを決めるなど意地を見せた窪木だったが、上位までは届かず Photo:Takenori WAKO



最後の最後までもつれた勝負の行方は、ゴールの着順によりフェマンド・ガビリアレンゴンの連覇となった Photo:Takenori WAKO



表彰式 Photo:Takenori WAKO


最終順位
1位 Fernando GAVIRIA RENDON(コロンビア) 191p
2位 Roger KLUGE(ドイツ) 191p
3位 Glenn O'SHEA(オーストラリア) 191p
16位 窪木一茂(日本) 93p



★女子ポイントレース
日本からは上野みなみ選手が出場。上野選手の得意パターンである逃げを狙い、何度もアタックを試みるもなかなか決まらず、最終的に2p獲得の13位でレースを終えています。
上位陣は接戦となるなか、カタルジーナ・パウロウスカ(ポーランド)が1点差で優勝を飾りました。



昨年の銀メダリストの上野。今年は表彰台の一番高いところを目指す Photo:Takenori WAKO



レースが始まった Photo:Takenori WAKO



積極的に逃げを狙っていく上野だが、なかなか決まらないままレースは進んで行く Photo:Takenori WAKO



接戦を制したのはカタルジーナ・パウロウスカ(ポーランド) Photo:Takenori WAKO



2012、2013年と連続でスクラッチの世界チャンピオンに輝いているパウロウスカだが、ポインレースは初優勝 Photo:Takenori WAKO



表彰式 Photo:Takenori WAKO


終結
1位 Katarzyna PAWLOWSKA(ポーランド) 15p
2位 Jasmin GLAESSER(カナダ) 14p
3位 Arlenis SIERRA CANADILLA(キューバ) 14p
13位 上野みなみ(日本) 2p



★女子スプリント(予選〜1/8決勝)
日本からは前田佳代乃選手と石井貴子選手が出場。上位24名までが本戦に進める予選は、前田選手が11.564で31位、石井選手が11.801で33位となり、2人とも突破ならず。ここで敗退という結果になっています。
1/8決勝までが終わり、翌日の1/4決勝に勝ち上がったのは予選1位のステファニエ・モールトン(オーストラリア)、アンナ・メアーズ(オーストラリア)、ケイリンで優勝のクリスティーナ・フォーゲル(ドイツ)、ゾン・テンシとリン・ジュンホンの中国勢や、リー・ワイジー(ホンコンチャイナ)など8名。


★女子オムニアム(前半戦)
日本からは塚越さくら選手が出場。塚越選手は1種目めスクラッチ19位、2種目め個人追抜3:47.939で19位、3種目めエリミネーション16位で、3種目終えた時点で18p獲得の暫定総合20位。
前半を終えて首位に立ったのはサラ・ハマー(アメリカ)112p。同点でローラ・トロット(イギリス)が2位につけています。



1種目めのスクラッチは19位の塚越 Photo:Takenori WAKO



2種目めの個人追抜は3:47.939で19位 Photo:Takenori WAKO



前半最後の種目エリミネーション Photo:Takenori WAKO



塚越は16位 Photo:Takenori WAKO



エリミネーションはハマーが制す。これによりハマーがトップ、同点ながら2位にトロットという暫定順位で後半戦へ Photo:Takenori WAKO


いよいよ2016トラック世界選手権も残すはあと1日。大会最終日は日本時間19:00より競技が始まっています。


♦大会最終日のタイムスケジュールはこちら。
http://www.tissottiming.com/File/Download?id=00030D0001FFFFFFFFFFFFFFFFFFFF0F


♦スタートリスト&リザルトはこちらで確認できます。
http://www.tissottiming.com/Competition?id=00030D0001FFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFF&sport=CT&year=2016


最終日の日本人選手の出場は、男子ケイリン脇本雄太選手、女子オムニアム(後半戦)に塚越さくら選手となっています!