2016-2017トラックW杯第1戦グラスゴー大会初日が終わっています。
この日は男子スプリント、女子ケイリン、男女団体追抜(1回戦〜順位決定戦)が行われ、日本勢は男子スプリントで河端朋之選手が17位、和田真久留選手が28位、雨谷一樹選手が30位、そして女子ケイリンでは石井貴子選手が13位となりました。
では、現地から届いた写真とともに大会初日の結果を振り返ります。
★男子スプリント
今季から勝ち上がりシステムが変わり、予選は上位28名が本戦へ進出。次の1/16決勝は予選1位〜4位の選手はシードされ、5位〜28位で対戦。その組み合わせ方も以前とは異なり5位と17位、6位と18位…最後は16位と28位という対戦に。予選1位〜5位は1/8決勝から登場です。
今大会の予選には33名が出走。日本からは河端朋之選手、雨谷一樹選手、そしてトレードチームの「ドリームシーカー」から和田真久留選手が出場しました。
予選は河端選手が10秒112で17位、和田選手が10秒293で28位、雨谷選手が10秒310で30位となり、河端選手と和田選手が1/16決勝へ進出。
1/16決勝では河端選手が予選5位のRUDYK Mateusz(ポーランド)と、和田選手が予選16位のBI Wenjun(中国)と対戦しましたが、ともに敗れ、ここで敗退となりました。
1-2位決定戦は予選1位のカミル・クチンスキー(ポーランド)と、パベル・ヤクシェフスキー(ロシア)の対戦となり、3本目までもつれますが、クチンスキーが優勝を飾っています。3-4位決定戦は日本の競輪でもお馴染みのベテラン、アンドレイ・ヴィノクロフ(ウクライナ)がライアン・オーウェンス(イギリス)にストレートで勝利。
1/16決勝でRUDYK Mateusz(ポーランド)と対戦する河端朋之 Photo:Takenori WAKO
僅差の勝負で惜しくも敗れた河端 Photo:Takenori WAKO
ドリームシーカーのジャージで登場の和田真久留 Photo:Takenori WAKO
和田も1/16決勝で敗退となった Photo:Takenori WAKO
予選11位から3-4位決定戦までこぎつけ、ストレートで勝利したアンドレイ・ヴィノクロフ(ウクライナ) Photo:Takenori WAKO
予選1位の力を発揮したカミル・クチンスキー(ポーランド)が優勝 Photo:Takenori WAKO
最終結果
1位 Kamil KUCZYNSKI(ポーランド)
2位 Pavel YAKUSHEVSKIY(ロシア)
3位 Andrii VYNOKUROV(ウクライナ)
17位 河端朋之(日本)
28位 和田真久留(ドリームシーカー)
30位 雨谷一樹(日本)
★女子ケイリン
ケイリンもレギュレーションの変更があり、周回数はこれまでの8周から6周に減り、ペーサー退避のタイミングはこれまで残り2周半でしたが、3周になりました。
日本からは石井貴子選手が出場。今回はエントリー数が少なく、1回戦は行われず、2回戦からのスタート。2回戦は7名ずつ2ヒート行われ、第1ヒートに出走した石井選手は7着のため、7-12位決定戦には回れず、このまま最終順位を13位としてレースを終えました。
決勝は、出産後もその強さは健在のシモーナ・クルペシカイテ(リトアニア)が勝利しています。
2回戦第1ヒートに出走の石井貴子。積極的に前で動きを見せる Photo:Takenori WAKO
しかし徐々に後退してしまう石井 Photo:Takenori WAKO
石井は7着となったため、7-12位決定戦には回れず、最終順位は13位 Photo:Takenori WAKO
ペーサー退避は残り3周となったため、ホーム側で離脱 Photo:Takenori WAKO
決勝はシモーナ・クルペシカイテ(リトアニア)が制す Photo:Takenori WAKO
最終結果
1位 Simona KRUPECKAITE(リトアニア)
2位 Liubov BASOVA(ウクライナ)
3位 Courtney FIELD(オーストラリア)
13位 石井貴子(日本)
★男子団体追抜(1回戦〜順位決定戦)
前日に行われた予選上位8チームが1回戦に出走。
1回戦の結果から、1-2位決定戦は予選1位のイギリスと予選2位のフランスの対戦となり、イギリスが優勝。3-4位決定戦は予選3位のカナダと予選7位のスイスの対戦となり、カナダが勝利。
日本は予選12位で終えています。
3-4位決定戦でスイスを下したカナダ Photo:Takenori WAKO
1-2位決定戦で敗れたフランスは2位に Photo:Takenori WAKO
最終結果
1位 イギリス 3:58.891
2位 フランス 4:00.230
3位 カナダ 4:01.958
12位 日本(一丸尚伍・近谷涼・原田裕成・新村穣) 4:06.441
★女子団体追抜(1回戦〜順位決定戦)
前日に行われた予選上位8チームが1回戦に出走。
1回戦の結果から、1-2位決定戦は予選1位のイタリアと予選2位のイギリスの対戦となり、終盤追い上げたイギリスが優勝を飾りました。予選3位のポーランドと予選4位のフランスの対戦となった3-4位決定戦は、フランスが勝利。
日本は予選9位で終えています。
逆転優勝を飾ったイギリス Photo:Takenori WAKO
最終結果
1位 イギリス 4:25.809
2位 イタリア 4:27.703
3位 フランス 4:26.725
9位 日本(上野みなみ・中村妃智・梶原悠未・橋本優弥) 4:37.869
さて、大会2日目となる11月5日(土)の競技は日本時間19:30よりすでに始まっています。
♦大会2日目のタイムスケジュールはこちら。表記の時間は現地時間です。日本のほうが9時間進んでいます。
http://www.tissottiming.com/File/Download?id=00030D0002FFFFFFFFFFFFFFFFFFFF0D
♦スタートリスト&リザルトはこちらで確認できます。
http://www.tissottiming.com/Competition?id=00030D0002FFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFF&sport=CT&year=2016
大会2日目は男子ケイリンに河端選手と新田祐大選手、ポイントレースに近谷涼選手、スクラッチ(クラス1)に一丸尚伍選手、女子はスプリントに石井選手と前田佳代乃選手、個人追抜(クラス1)に上野みなみ選手が出場します! 女子はマディソンもありますが、今回日本は出場権がないため、参加はありません。
今日は日本人選手もたくさん出場しますので、ぜひ頑張ってほしいですね!