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 第1戦に続いてメダル獲得を! 2016-2017トラックW杯第2戦アペルドールン大会は11月11日(金)〜13日(日)開催!


第2戦の舞台となるバンク「オムニスポーツアペルドールン」 Photo:Takenori WAKO


先週第1戦が終わったばかりですが、早くも明日11日(金)から2016-2017トラックW杯第2戦がオランダ・アペルドールンで開幕です!


日本からの出場選手は以下の通りJCFより発表されています。
また、第1戦に続きUCIトラックチーム「Dream Seeker Racing Team」も参戦しますので、ナショナルチームと合わせて出場メンバーを紹介します。


2016-2017 UCIトラックワールドカップ第2戦アペルドールン大会
開催場所:オランダ・アペルドールン
開催日程:2016年11月11日(金)〜13日(日)
◎スタッフ
飯島誠(中距離ヘッドコーチ)
宮本文晴(強化コーチ)
森昭雄(強化支援スタッフ)
柳浩史(強化支援スタッフ)
中山真臣(強化支援スタッフ)
村田正洋(科学スタッフ)
内田彰子(医科学部会)
斉藤健吾(強化支援スタッフ)
◎出場選手
ナショナルチーム
河端朋之(JPCA・JPCU 岡山)
雨谷一樹(JPCA・JPCU 栃木)
堀航輝(香川・鹿屋体育大学
一丸尚伍(大分・ブリヂストンアンカーサイクリングチーム)
近谷涼(富山・三和シヤッター工業株式会社/マトリックスパワータグ)
原田裕成(岡山・愛三工業レーシングチーム)
新村穣(茨城・CS Slinger)
今村駿介(福岡・中央大学
石井貴子(JPCA・JPCU 千葉)
前田佳代乃(京都)
上野みなみ(鹿児島・CIEL BLEU KANOYA)
梶原悠未(埼玉・筑波大学


★Dream Seeker Racing Team
新田祐大(JPCA・JPCU福島)


♦大会公式サイト
http://www.trackworldcup.nlk


♦大会プログラムはこちら(タイムスケジュールは直前で変わる可能性がありますのでご注意を。表記の時間は現地時間で、日本のほうが8時間進んでいます)。
http://www.uci.ch/mm/Document/News/News/17/96/62/CompetitionProgrammeApeldoorn_Final_revised_28.10.16_Neutral.pdf


♦スタートリストやリザルトは随時こちらにアップされます。
http://www.tissottiming.com/Competition?id=00030D0003FFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFF&sport=CT&year=2016


YouTubeuciチャンネルはこちら。まだ告知は出ていないのですが、これまで通りだとすると大会最終日のイブニングセッションライブ配信されそうです。
https://www.youtube.com/user/ucichannel


日本からの出場メンバーは第1戦と大幅には変更はありません。短距離陣は男女とも変わらず、中距離は男子で今村駿介選手が加入し、女子は今回団体追抜が種目にないため、中村妃智選手と橋本優弥選手が帰国しています。
また、ドリームシーカーは新田祐大選手のみの参戦です。


現地より、大会前々日の日本チームの練習風景が届きましたので、ご紹介します!
また、第1戦で銀メダルを獲得した上野みなみ選手、オムニアムで大活躍を見せた梶原悠未選手、今回男子オムニアムに出場する今村駿介選手にお話を伺っていますので、そちらも合わせてお届けします。



◎大会前々日レポート


練習中の日本チーム Photo:Takenori WAKO



ピットの様子 Photo:Takenori WAKO



男子オムニアムに出場予定の今村駿介選手 Photo:Takenori WAKO



いつも笑顔の一丸尚伍選手 Photo:Takenori WAKO



今回はドリームシーカーから単独参戦の新田祐大選手 Photo:Takenori WAKO


★今大会はポイントレースに出場予定の上野みなみ選手
「(ポイントレースの)ルールが変わってから初めて走るんですけど、距離が短くなって、最後のスプリント周回のポイントが倍点っていうのはすごく大きいなと思っていて。
やっぱり距離が短くなると、逃げるチャンスが減るっていうのもあるし、休む時間も短くなったりするので、自分にとっては(このルール変更は)ちょっとどうかな…という感じはあるんですけど。
最後の倍点もみんな絶対ポイントを取りにくるだろうし、そこで大逆転があるのは第1戦のマディソンとかオムニアムを見ていても感じるので、自分はちょっとスピードは苦手ですけど、気を抜けないなと。そういうことも頭に入れて走らなきゃならないので、どうなるかちょっと分からないところもあるかなと思っています。
でも、基本的にいつもの自分のスタンスは変えずに、第1戦のスクラッチでは周りが見えていなかったのでそこは注意して、今回は誰がどこにいるかとか、誰が何点持っているかとか、そういうのもしっかり考えながら走りたいと思います」


★第1戦に続きオムニアムを走る梶原悠未選手
「(第1戦を振り返って)あとで映像も見返したんですけど、やっぱりスクラッチとかもラスト5周くらいで一番後ろにいて、本当だったらもう終わっている場所にいたのに、たまたま運よくポーランドの選手が引いてくれたので1着が取れたような形で、テンポでもイギリスの選手をマークしていたんですけど、(逃げは)連れて行ってもらった感じで、自分から流れを作ったわけでもなく。
エリミネーションもずっと危ない位置にいて、ベルギーの選手に思うように抑え込まれていて、それに対して自分はなにも抵抗することができていなくて。
最後のポイントレースは飯島コーチからも言われていたんですけど、スクラッチでもテンポでも今日は何か自分からレースを作ったかと振り返ったときに、(流れに)乗るような展開が多かったので、ここでは積極的に自分からレースを作ってみようと考えていました。このレベルだったら自分が通用するっていうことがわかったから、そこからもう一つ上で戦うためには、自分から展開を作れる選手にならなければいけないと思って、前半からアタックしたりしました。
でも逃げは難しいとなって、後半はスプリントでポイントを取ろうとなったときに、自分はいる位置も全然悪くて、インにいて詰まってしまったり。やっぱりイギリスの選手やベルギーの選手は位置取りがうまくて、毎回スプリントに絡むような感じだったので。反省点がすごく見つかりました。
今までエリートで個人種目を走ったことがなかったので、第1戦は自分がどれだけ通用するのか全然わからなかったんですけど、調子もよかったし、流れに乗るという形ではしっかりレースを走ることができたので、2戦目はもっと自信を持って、1戦目と同じ失敗をしないように走れたらいいなと思います。勝ちにいく走りと、飯島コーチに叫ばれないような走りをしたいと思っています(笑)」


★W杯初参戦でオムニアムに出場する今村駿介選手
「こんなに大きい大会は初めてなので、ちょっと緊張しています。本番まではまだ時間はあるんですけど、1戦目の結果とか見て結構気持ち的には刺激が入っています。
(オムニアムは大きくルールが変わったが)タイム系の種目は、自分はあまりタイムが出ないので順位は狙えないんですけど、レース系の種目なら技術と走力である程度カバーできるかなと思うので。(新種目のテンポは)合宿とかではやっていたようなんですど、僕はちょうど参加していなくて、まだ実際には見たこともないです。
今回のオムニアムには強い選手もエントリーしていると聞いたので、自分の力がどれだけ通用するかを試したいと思います」


大会初日の11日(金)は、日本時間で22:15から競技開始予定となっていますが(10日現在)、まだ確定のタイムスケジュールは出ていません。直前にならないと出ないため、競技時間に関してはまた明日お知らせします。


(11月11日追記)
♦大会初日のタイムスケジュールはこちら。表記の時間は現地時間です。日本のほうが8時間進んでいます。
http://www.tissottiming.com/File/Download?id=00030D0003FFFFFFFFFFFFFFFFFFFF0B


大会初日は男子チームスプリントに雨谷一樹選手・河端朋之選手・堀航輝選手、女子チームスプリントに前田佳代乃選手・石井貴子選手、男子団体追抜に一丸尚伍選手・近谷涼選手・原田裕成選手・新村穣選手、女子オムニアムに梶原悠未選手が出場します!
梶原選手にはぜひとも第1戦の雪辱を晴らしてもらいたいところですが、前回の表彰台3選手はもちろん、地元オランダからはリオオリンピック6位のキルスティン・ワイルドも参戦とあり、目が離せない展開となりそうです。


大会初日の競技開始は日本時間22:15からとなっています!