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トラックレース&競輪を中心とした自転車競技情報ブログ

 2016-2017トラックW杯第2戦アペルドールン大会2日目の日本勢は女子ケイリン石井8位、男子スプリント河端16位、雨谷29位、新田34位、男子ポイントレース近谷15位、女子500mタイムトライアル前田10位

2016-2017トラックW杯第2戦アペルドールン大会2日目が終わっています。
大会2日目は男子スプリント、女子ケイリン、男子団体追抜(決勝)、男子ポイントレース、女子500mタイムトライアルが行われました。日本勢は予選で敗退した男子団体追抜を除き、すべての種目に出場。


まず、嬉しいニュースは女子ケイリン石井貴子選手が8位! W杯での女子ケイリンのシングルリザルトは、2013年のマンチェスター大会での前田佳代乃選手の7位以来、久々となります。石井選手はこれまでW杯や世界選手権ではなかなかケイリンに出場する機会がなかったのですが、今季から満を持して参戦。今年に入って、長らく破れないでいたハロンの自己ベストを更新し、国際大会で優勝を果たすなど、一皮剥けた印象の強い石井選手。今後が非常に楽しみです!
男子スプリントは河端朋之選手、雨谷一樹選手、新田祐大選手が出場し、予選通過は河端選手のみというちょっと厳しい流れの中、河端選手が1/16決勝で予選上位の選手に勝利。しかし次の1/8決勝の壁がなかなか厚く…。
第1戦に続いて男子ポイントレースに出場した近谷涼選手は15位、予選が導入された女子500mタイムトライアルは前田佳代乃選手が10位となっています。


では、現地から届いた写真とともに大会2日目の結果を振り返ります。


★女子ケイリン
日本からは石井貴子選手が出場。
2着権利の1回戦を2着で勝ち上がった石井選手は2回戦に進出。
3着権利の2回戦はつい先日まで日本のガールズケイリンを走っていたリー・ワイジー(ホンコンチャイナ)やケイティ・マーシャン(イギリス)ら強豪と同組となった石井選手は、惜しくも4着で決勝進出はならず。
7-12位決定戦へと回った石井選手は2着でゴールし、最終順位を8位で終えました。
優勝は第1戦でも2位に入ったLiubov BASOVA(ウクライナ)。



2回戦で大きく外に押し上げられ、落車の危険もあった石井  Photo:Takenori WAKO



石井は惜しくも4着で1-2位決定戦進出を逃した Photo:Takenori WAKO



7-12位決定戦は2着となり、最終順位は8位でフィニッシュ Photo:Takenori WAKO



勝戦。優勝はバソヴァ(ウクライナ) Photo:Takenori WAKO



11月6日まで日本でガールズケイリンを走っていたリー・ワイジー(ホンコンチャイナ)も強行軍で今大会に参加。3位に入ったものの、涙… Photo:Takenori WAKO



表彰式もこんな感じに… Photo:Takenori WAKO


終結
1位 Liubov BASOVA(ウクライナ
2位 Nicky DEGRENDELE(ベルギー)
3位 LEE Wai Sze(ホンコンチャイナ)
8位 石井貴子(日本)


★男子スプリント
日本からは河端朋之選手、雨谷一樹選手、そして「ドリームシーカー」から新田祐大選手が出場。
上位28名が本戦へ進む予選は、河端選手が10秒267で22位、雨谷選手が10秒367で29位、新田選手が10秒474で34位となり、河端選手のみ1/16決勝進出を決めました。
1/16決勝では予選10位のAleksei TKACHEV(ロシア)と対戦した河端選手は見事勝利で、次の1/8決勝へ駒を進めます。1/8決勝は強豪Jeffrey HOOGLAND(オランダ)との対戦となり、ここでは勝利をあげることは敵わず、敗退。河端選手の最終順位は16位。
1-2位決定戦は、第1戦優勝のカミル・クチンスキー(ポーランド)と第1戦3位のアンドレイ・ヴィノクロフウクライナ)の対戦となり、ヴィノクロフがストレートで優勝を飾りました。
予選1位のSebastien VIGIER(フランス)と予選2位のHOOGLAND(オランダ)の対戦となった3-4位決定戦は、VIGIERが勝利。



第1戦から絶好調のヴィノクロフウクライナ)が優勝 Photo:Takenori WAKO



表彰式 Photo:Takenori WAKO


終結
1位 Andrii VYNOKUROV(ウクライナ
2位 Kamil KUCZYNSKI(ポーランド
3位 Sebastien VIGIER(フランス)
16位 河端朋之(日本)
29位 雨谷一樹(日本)
34位 新田祐大(ドリームシーカー)


★女子500mタイムトライアル
日本からは前田佳代乃選手が出場。
今季から予選制が導入され、上位8名が本戦へ進出。
前田選手は予選で35秒985の10位となり、本戦には進めず。
この種目で実績を持つリー・ワイジーを抑えてPauline Sophie GRABOSCH(ドイツ)が優勝を手にしました。


終結
1位 Pauline Sophie GRABOSCH(ドイツ) 34.024
2位 LEE Wai Sze(ホンコンチャイナ) 34.328
3位 Tania CALVO BARBERO(スペイン) 34.440
10位 前田佳代乃(日本) 35.985



表彰式 Photo:Takenori WAKO


★男子ポイントレース
日本からは近谷涼選手が出場。
今季からのルール変更で、最後のスプリント周回で与えられる得点が倍(1着10点、2着6点、3着4着、4着2点)になり、このレースでも最後に10点を獲得したマーク・ダウニー(アイルランド)が大逆転で優勝。
多くの選手に得点がばらける展開の中、近谷選手は3点獲得にとどまり、17位でレースを終えています。



15位の近谷  Photo:Takenori WAKO



優勝のダウニー(アイルランド



表彰式 Photo:Takenori WAKO


終結
1位 Mark DOWNEY(アイルランド) 18p
2位 Morgan KNEISKY(フランス) 14p
3位 Sultanmurat MIRALIYEV(カザフスタン) 14p
15位 近谷涼(日本) 3p


★男子団体追抜(決勝)
大会初日に行われた予選・1回戦の結果から、予選2位のカナダと予選3位のベルギーの対戦となった1-2位決定戦はカナダが優勝を飾りました。
予選1位のフランスと予選8位のポーラントの対戦となった3-4位決定戦はフランスが勝利。



優勝のカナダ Photo:Takenori WAKO



表彰式 Photo:Takenori WAKO


終結
1位 カナダ  4:02.144
2位 ベルギー 4:06.216
3位 フランス 4:02.732
14位 日本(一丸尚伍・近谷涼・原田裕成・新村穣) 4:07.584


大会最終日となる11月13日(日)は日本時間17:00より競技開始となります。


♦大会最終日のタイムスケジュールはこちら。表記の時間は現地時間です。日本のほうが8時間進んでいます。
http://www.tissottiming.com/File/Download?id=00030D0003FFFFFFFFFFFFFFFFFFFF0D


♦スタートリスト&リザルトはこちらで確認できます。
http://www.tissottiming.com/Competition?id=00030D0003FFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFF&sport=CT&year=2016


大会最終日は男子ケイリンに河端朋之選手と新田祐大選手、女子スプリントに前田佳代乃選手と石井貴子選手、男子オムニアムに今村駿介選手、女子ポイントレースに上野みなみ選手が出場します!