2016-2017トラックW杯第3戦カリ大会が終了しました。
最終日は、前日のケイリンで負傷した河端朋之が予定していた男子スプリントの出場を取りやめ、日本からは女子ケイリンの前田佳代乃選手のみの出場となりました。
ちょっと間が空いてしまいましたが、現地から届いた写真とともに大会最終日の結果を振り返ります。
★男子スプリント
日本からは河端朋之選手がエントリーしていましたが、怪我のためDNS。
1-2位決定戦は予選9秒756でトップタイムのMax NIEDERLAG(ドイツ)と、予選2位のデニス・ドミトリエフ(ロシア)の対戦となり、ここは実績に勝るドミトリエフがストレートで勝利を挙げました。
尚、ドリームシーカーから参戦のシェーン・パーキンス選手は5位という結果になっています。
優勝したドミトリエフは日本の競輪でもお馴染みの選手。気さくで明るい性格で、交友関係も広く、昨年来日していたクリスティナ・フォーゲルも「親友のデニスから日本の競輪の情報を教えてもらった」と話していました Photo:Takenori WAKO
最終結果
1位 Denis DMITRIEV(ロシア)
2位 Max NIEDERLAG(ドイツ)
3位 Pavel YAKUSHEVSKIY(ロシア)
★女子ケイリン
日本からは前田佳代乃選手が出場。
2着権利の1回戦は3着で敗者復活戦に回った前田選手。3着権利となる敗者復活戦は2着となり、2回戦進出を決めます。
2回戦はなかなか前に上がれず、終始後方での苦しい戦いとなる中、最後は追い上げを見せますが、4着で決勝進出はならず。7-12位決定戦は6着となり、最終的に前田選手は12位でレースを終えました。
決勝は圧倒的な力を見せつけたクリスティナ・フォーゲル(ドイツ)が快勝。今大会ではチームスプリント、スプリント、ケイリンの3冠を達成。
決勝戦。残り1周はフォーゲルが先頭 Photo:Takenori WAKO
フォーゲルが逃げ切って優勝 Photo:Takenori WAKO
最終結果
1位 Kristina VOGEL(ドイツ)
2位 Martha BAYONA PINEDA(コロンビア)
3位 Nicky DEGRENDELE(ベルギー)
12位 前田佳代乃(日本)
★女子団体追抜(1回戦〜決勝)
大会2日目に行われた予選の結果から1回戦を経て、予選1位のイタリアと予選3位のオーストラリアの対戦となった1-2位決定戦は、オーストラリアが勝利し、優勝。
予選2位のカナダと予選3位のフランスの対戦となった3-4位決定戦はカナダが勝利を挙げています。
優勝のオーストラリア Photo:Takenori WAKO
最終結果
1位 オーストラリア 4:25.821
2位 イタリア 4:33.195
3位 カナダ 4:25.789
13位 日本(中村妃智・鈴木奈央・古山稀絵・中村愛花) 4:50.924
★男子1kmタイムトライアル
日本からの出場はありません。
予選を通過した8名で行われた決勝は、予選から唯一1分フラットのタイムをマークしていたKrzysztof MAKSEL(ポーランド)が優勝を飾っています。
優勝のKrzysztof MAKSEL Photo:Takenori WAKO
最終結果
1位 Krzysztof MAKSEL(ポーランド)
2位 DÖRNBACH Maximilian(ドイツ)
3位 BABEK Tomas(チェコ)
★女子ポイントレース
日本からの出場はありません。
多くの選手にポイントがバラける中、唯一ラップを決めたAmy CURE(オーストラリア)が、このラップ点のみの得点で優勝。
最終結果
1位 Amy CURE(オーストラリア) 20p
2位 Sarah HAMMER(アメリカ) 15p
3位 Simona FRAPPORTI(イタリア) 13p
★男子マディソン
日本からの出場はありません。
デンマークとロシアが2ラップで優勝を争う展開となり、軍配はデンマークに。
2位のアイルランド Photo:Takenori WAKO
優勝のデンマーク Photo:Takenori WAKO
最終結果
1位 デンマーク 64p
2位 アイルランド 55p
3位 ロシア 32p
♦全種目のリザルトはこちらで確認できます。
http://www.tissottiming.com/Competition?id=00030E0000FFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFF&sport=CT&year=2017
さて、早くもトラックW杯第4戦ロサンゼルス大会が本日開幕です!
公式には2月25日(土)〜26日(日)の2日間開催となっていますが、大会前日の24日(金)に男女チームスプリント予選と、女子団体追抜予選が行われるため、実質3日間の日程となります。
現地との時差は日本のほうが17時間進んでいますので、日本時間2月25日(土)12:00から初日の競技が行われる予定です。