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トラックレース&競輪を中心とした自転車競技情報ブログ

 2017UCIトラック世界選手権2日目の日本勢は男子ケイリンの河端朋之13位、新田祐大25位、脇本雄太25位


頑張れ、日本チーム!  Photo:Takenori WAKO


2017UCIトラック世界選手権2日目が終了しました。


本日の日本チームは男子ケイリンのみの出場でしたが、河端選手、新田選手、脇本選手ともに1回戦敗退という、少々予想外な結果となってしまいました。昨年の世界選手権で決勝進出を果たしている脇本選手に、今季W杯で決勝に乗った河端選手と新田選手という、日本としてはかなり強力メンバーを揃え、しかも3人という最大数で臨んでの結果ということで、非常に残念でなりません。やはり世界は厳しいですね…。


その男子ケイリンの優勝はマレーシアのアジズルハスニ・アワン選手でした! 
同じアジア勢ということで、アワン選手の活躍はよく日本人選手との対比で引き合いに出されることも多いのですが、アワン選手はハロンなどは決してそれほど速い選手ではなく(スプリントでは予選落ちも結構しています)、スピードだけでいえば欧米の選手たちには敵わない部分もあるのですが、なんといっても自分の脚力を最大限に活かす走りをよく理解していて、そのための位置取りや戦略をきっちり実行できるところが大きな武器だと思います。
昨年はリオオリンピックで銅メダルを獲得し、今年はついに世界チャンピオンに輝いたアワン選手。日本チームにとってはライバルでもありますが、この優勝は本当に嬉しいです! おめでとうございます!!
ちなみに3位に入ったトマス・バベク選手(チェコ)は5月から短期登録で日本の競輪を走ります!


大会2日目は男子ケイリンの他、男女団体追抜決勝、男子スクラッチ、女子スプリント(1/4決勝まで)が行われました。
現地からまだ写真は届いていないのですが、先にリザルトのみアップします。
では、大会2日目の結果を振り返ります。


★男子ケイリン
日本からは河端朋之選手、脇本雄太選手、新田祐大選手が出場。
2着権利の1回戦は河端選手が5着、脇本選手が3着、新田選手が7着で3選手とも敗者復活戦へ。
1着権利の敗者復活戦は河端選手2着、脇本選手5着、新田選手5着となり、残念ながら全員1回戦敗退という結果になりました。
勝戦を制して、初の世界チャンピオンに輝いたのはアジズルハスニ・アワン(マレーシア)。2位には昨年の覇者プエルタ(コロンビア)、3位には今季W杯で2勝しているバベク(チェコ)が入っています。



1回戦5着の河端 photo: Kenji NAKAMURA / JCF



1着権利の敗者復活戦は2着と、あと一歩届かず1回戦敗退となった河端 photo: Kenji NAKAMURA / JCF



1回戦7着の新田 photo: Kenji NAKAMURA / JCF



敗者復活戦は5着となり、新田も1回戦で敗退に photo: Kenji NAKAMURA / JCF



1回戦は先行で逃げた脇本だが粘り切れず3着 photo: Kenji NAKAMURA / JCF



脇本の敗者復活戦がスタート Photo:Takenori WAKO



4番手で周回を重ねる脇本 Photo:Takenori WAKO



最終的に5着となった脇本も1回戦で敗退となった photo: Kenji NAKAMURA / JCF


終結
1位 Mohd Azizulhasni AWANG(マレーシア)
2位 Fabian Hernando PUERTA ZAPATA(コロンビア)
3位 Tomas BABEK(チェコ
13位 河端朋之(日本)
25位 新田祐大(日本)
25位 脇本雄太(日本)


★男子団体追抜(決勝)
大会初日に行われた予選・1回戦の結果から、オーストラリアとニュージーランドの対戦となった1-2位決定戦はオーストラリアが制し、世界選手権2年連覇を達成しています。
イタリアとイギリスの対戦となった3-4位決定戦は、イタリアが勝利。


終結
1位 オーストラリア 3:51.503
2位 ニュージーランド  3:53.979
3位 イタリア 3:56.935


★女子団体追抜(1回戦〜決勝)
大会初日に行われた予選の結果から1回戦を経て、予選1位アメリカと予選2位オーストラリアの対戦となった1-2位決定戦は、僅差の争いを制したアメリカが勝利し、昨年大会に続き優勝を飾りました。
予選4位イタリアと予選6位ニュージーランドの対戦となった3-4位決定戦は、ニュージーランドが勝利。


終結
1位 アメリカ 4:19.413
2位 オーストラリア  4:19.830
3位 ニュージーランド 4:21.778
11位 日本(上野みなみ・中村妃智・鈴木奈央・橋本優弥) 4:34.362


★男子スクラッチ
日本からの出場はありません。
ラップする選手が出ないまま、最後のゴール勝負で先着したAdrian TEKLINSKI(ポーランド)がアルカンシェルを手にしました。


終結
1位 Adrian TEKLINSKI(ポーランド
2位 Lucas LISS(ドイツ)
3位 Christopher LATHAM(イギリス)


★女子スプリント(予選〜1/4決勝)
日本からの出場はありません。
予選1位はステファニー・モールトン(オーストラリア)10.724、2位には地元のリー・ワイジー(ホンコンチャイナ)10.764、3位クリスティナ・フォーゲル(ドイツ)10.816…と続き、上位28名が本戦へ。
有力どころは順当に1/16決勝、1/8決勝をクリア。さらに1/4決勝を勝ち上がって大会3日目の1/2決勝に駒を進めた4名はモールトン、リー、フォーゲルの予選上位勢に加え、ベテランのシモーナ・クルペシカイテ(リトアニア)。
準決勝となる1/2決勝の組み合わせは、1組目がモールトンとクルペシカイテ、2組目がリーとフォーゲルに決まっています。


大会3日目は日本時間4月14日(金)14:30より競技開始となります。


♦大会3日目のタイムスケジュールはこちら。表記の時間は現地時間です。日本のほうが1時間進んでいます。
http://www.tissottiming.com/File/Download?id=00030E0002FFFFFFFFFFFFFFFFFFFF0D


♦スタートリスト&リザルトはこちらで確認できます。
http://www.tissottiming.com/Competition?id=00030E0002FFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFF&sport=CT&year=2017


大会3日目は男子スプリント、男子ポイントレース決勝、男子個人追抜、女子スプリント(1/2決勝〜決勝)、女子オムニアムが行われます。
日本からの出場は男子スプリントに河端朋之選手、男子ポイントレースに倉林巧和選手、男子個人追抜に今村駿介選手、女子オムニアムに梶原悠未選手となっています!