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 2018-2019トラックW杯第1戦サン=カンタン=アン=イヴリーヌ大会レポートPart1 女子編


ケイリン7位、スプリント13位の小林優香 Photo:Takenori WAKO



ケイリン12位、スプリント25位の太田りゆ Photo:Takenori WAKO


2018-2019シーズンのUCIトラックW杯初戦を飾ったサン=カンタン=アン=イヴリーヌ大会(フランス)。10月19日〜21日の日程で開催された同大会では、男子ケイリン脇本雄太選手が金メダルを獲得し、大いに盛り上がりました!
この大会については、リアルタイムでレポートがアップできなかったので、だいぶ遅くなってしまいましたが、競技結果をまとめてご紹介します。レポートはPart1(女子編)、Part2(男子編)の2つに分けてお届けしますので、おさらいの意味も込めて楽しんでいただけたらと思います!


日本からの出場メンバーは以下の通りです。


2018-2019 UCIトラックワールドカップ第1戦サン=カンタン=アン=イヴリーヌ大会
開催場所:フランス・パリ近郊
開催日程:2018年10月19日(金)〜21日(日)
◎スタッフ
監督    ブノワ・ヴェトゥ(短距離ヘッドコーチ)
コーチ   ジェイソン・ニブレット(短距離コーチ)
カニック 森昭雄(強化支援スタッフ)
マッサー  中山真臣(強化支援スタッフ)
スタッフ  田畑昭秀(情報科学スタッフ)
      レン・パーカー(強化支援スタッフ)
      グレゴリー・レンティン(強化支援スタッフ)
通訳    アリス・ボナミ
◎出場選
ナショナルチーム
河端朋之(JPCA・JPCU岡山)
深谷知広(JPCA・JPCU愛知)
太田りゆ(JPCA・JPCU埼玉)
★ジャパン・プロフェッショナル・サイクリスト・アソシエーションチーム(JPC)
脇本雄太(JPCA・JPCU福井)
★ドリームシーカーチーム(DSR)
小林優香(JPCA・JPCU福岡)


では、まずはPart1となる女子編のレポートです!


★女子ケイリン
日本からは小林優香選手と太田りゆ選手が出場。
2着上がりの1回戦、第1ヒートの太田選手は3着で敗者復活戦へ、第2ヒートの小林選手は2着となり、ストレートで2回戦へ進出。敗者復活戦に臨んだ太田選手は先行逃げ切りで1着、小林選手とともに2回戦へ駒を進めます。
2回戦は第1ヒートで同組となった小林選手と太田選手ですが、太田選手5着、小林選手は降格による6着で両名とも決勝進出はならず。7-12位決定戦では小林選手が1着で最終順位を7位、太田選手は6着で最終順位を12位としてレースを終えました。
決勝は残り1周から先行したロリーヌ・ファンリーセン(オランダ)が優勝。



2回戦第1ヒート。降格を取られた小林、そして太田と日本勢は決勝進出ならず Photo:Takenori WAKO



7-12位決定戦。残り1周で先頭に立ったステファニー・モートン(オーストラリア)の番手から追い込んだ小林が1着。太田は積極的に動いて出るも最終的に6着となった Photo:Takenori WAKO



勝戦。ゴール前で世界チャンピオンのニッキー・デグレンデル(ベルギー)が落車するアクシデントの中、優勝したのはファンリーセン(オランダ) Photo:Takenori WAKO



表彰式 Photo:Takenori WAKO


終結
1位 Laurine van RIESSEN(オランダ)  
2位 Daria SHMELEVA(RVL)
3位 LEE Wai Sze(ホンコンチャイナ)
7位 小林優香(ドリームシーカー)
12位 太田りゆ(日本)


★女子スプリント
日本からは小林優香選手と太田りゆ選手が出場。
上位28名が通過となる予選は、小林優香選手が10秒979で17位、太田りゆ選手が11秒133 で24位となり、揃って1/16決勝へ進出。
1/16決勝、太田選手はロリーヌ・ファンリーセン(Beat Cycling Club)に敗れ、敗退となりますが、小林選手はLEE Hoi Yan Jessica(GIANT-MAX SUCCESS SPORTS PRO CYCLING)に勝利し、1/8決勝へ駒を進めます。
1/8決勝は予選1位のステファニー・モートンとの対戦となり、ここは勝利ならず敗退。それでも小林選手は予選から4つ順位を上げての13位でフィニッシュとなりました。
優勝は1-2位決定戦でモートンをストレートで下したリー・ワイジー(ホンコンチャイナ)。3-4位決定戦はマチルダ・グロ(フランス)が1本目を取るも、2本目で降格。最終的に3本目を取ったダリア・シェメレワ(Gazprom-Rusvelo)が勝利。



11秒133で予選24位の太田 Photo:Takenori WAKO



10秒979で予選17位の小林 Photo:Takenori WAKO



太田は1/16決勝でファンリーセン(オランダ)に敗れ、敗退 Photo:Takenori WAKO



小林は1/16決勝を勝利し、1/8決勝に進出 Photo:Takenori WAKO



モートン(オーストラリア)と対戦した1/8決勝は勝利ならず、小林はここで敗退に Photo:Takenori WAKO



3-4位決定戦はシェメレワ(Gazprom-Rusvelo)が地元のグロ(フランス)に勝利 Photo:Takenori WAKO



予選1位のモートンを下して優勝を飾ったのはリー(ホンコンチャイナ) Photo:Takenori WAKO



表彰式 Photo:Takenori WAKO


終結
1位 LEE Wai Sze(ホンコンチャイナ)
2位 Stephanie MORTON(オーストラリア)
3位 Daria SHMELEVA(Gazprom-Rusvelo)
13位 小林優香(ドリームシーカー)
25位 太田りゆ(日本)


★女子チームスプリント(予選・1回戦・決勝)
15チーム出走。日本からの出場はありません。
1-2位決定戦は予選1位オーストラリアと予選2位ロシアのトレードチームGazprom-Rusveloの対戦となり、0.001秒差でオーストラリアを抑えたGazprom-Rusveloが優勝。3-4位決定戦は予選3位ウクライナと予選5位ニュージーランドの対戦となり、ウクライナが勝利。



3位ウクライナ Photo:Takenori WAKO



2位オーストラリア Photo:Takenori WAKO



優勝のGazprom-Rusvelo Photo:Takenori WAKO



表彰式 Photo:Takenori WAKO


終結
1位 Gazprom-Rusvelo 32.820
2位 オーストラリア 32.821
3位 ウクライナ 33.095


★女子団体追抜(予選・1回戦・決勝)
11チーム出走。日本からの出場はありません。
予選1位ニュージーランドと予選3位オーストラリアの対戦となった1-2位決定戦は、オーストラリアが唯一の4分16秒台をマークし、優勝。3-4位決定戦は予選2位のイタリアと予選4位のドイツの対戦となり、イタリアが勝利。



3位イタリア Photo:Takenori WAKO



2位ニュージーランド Photo:Takenori WAKO



優勝のオーストラリア Photo:Takenori WAKO



表彰式 Photo:Takenori WAKO


終結
1位 オーストラリア 4:16.957
2位 ニュージーランド 4:17.560
3位 イタリア 4:19.428


★女子オムニアム
日本からの出場はありません。
3種目終えて暫定トップに立った世界チャンピオンKirsten WILD(オランダ)が、最終種目ポイントレースでもリードを守りきって優勝。




優勝を飾ったWILD(オランダ) Photo:Takenori WAKO



表彰式 Photo:Takenori WAKO


終結
1位 Kirsten WILD(オランダ) 125p
2位 Letizia PATERNOSTER(イタリア)  116p
3位 Neah EVANS(イギリス)  109p


★女子マディソン
17チーム出走。日本からの出場はありません。
デンマークとイギリスがデッドヒートを繰り広げ、イギリスリードで迎えたゴールスプリントでデンマークが得点し、イギリスと同点に。ゴール着順でデンマークが劇的な逆転優勝となりました。



接戦を制したデンマークが優勝 Photo:Takenori WAKO



表彰式 Photo:Takenori WAKO


終結
1位 デンマーク 23p
2位 イギリス 23p
3位 オーストラリア 19p


★女子ポイントレース
日本からの出場はありません。
上位勢は僅差の勝負となる中、追い上げるGanna SOLOVEI(ウクライナ)を1点差で振り切ったMaria Giulia CONFALONIERI(イタリア)が優勝。




イタリアのCONFALONIERIが優勝 Photo:Takenori WAKO



表彰式 Photo:Takenori WAKO


終結
1位 Maria Giulia CONFALONIERI(イタリア) 34p
2位 Ganna SOLOVEI(ウクライナ)  33p
3位 Charlotte BECKER(ドイツ)  30p


★女子スクラッチ
日本からの出場はありません。
残り1周で抜け出した3選手による優勝争いに。ゴールを制したのはAshlee ANKUDINOFF(オーストラリア)。



3選手が抜け出して残り1周へ Photo:Takenori WAKO



先にスパートしたANKUDINOFF(オーストラリア)がそのまま1着でゴール Photo:Takenori WAKO



表彰式 Photo:Takenori WAKO


終結
1位 Ashlee ANKUDINOFF(オーストラリア)
2位 Megan BARKER(イギリス)
3位 Daria PIKULIK(ポーランド