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トラックレース&競輪を中心とした自転車競技情報ブログ

 2016トラック世界選手権大会2日目の日本勢は女子ケイリンの前田佳代乃21位、女子スクラッチの上野みなみ11位、女子団体追抜13位。大会3日目は日本時間本日18:00よりスタート

大会2日目が終わりました。
この日の日本勢の出場は女子のみ。ケイリンと団体追抜はオリンピック種目ですが、残念ながら女子は両方とも出場枠を取ることはできませんでした。


では、大会2日目を振り返ります!


★女子ケイリン
日本からは前田佳代乃選手が出場。2着勝ち上がりの1回戦は5着で敗者復活戦へ回りますが、こちらは4着となり、前田選手はここで敗退となっています。
優勝は、昨年まさかの1回戦敗退となったクリスティーナ・フォーゲル(ドイツ)が2年ぶりに返り咲き! 2着のアンナ・メアーズ(オーストラリア)の安定感はさすが。3着は日本のガールズケイリンにも参戦したレベッカ・ジェームス(イギリス)。しばらく休養していましたが、久しぶりに表彰台に戻ってきました!



1回戦は自ら動いて仕掛けていくも5着の前田。敗者復活戦も敗れ、2回戦進出はならず。 Photo:Takenori WAKO



勝戦。残り1周のホーム。フォーゲルが先頭に立つ Photo:Takenori WAKO



このまま押し切ったフォーゲルが1着! Photo:Takenori WAKO



喜びをかみしめるフォーゲル Photo:Takenori WAKO



表彰式 Photo:Takenori WAKO


終結
1位 Kristina VOGEL(ドイツ)
2位 Anna MEARES(オーストラリア)
3位 Rebecca JAMES(イギリス)
21位 前田佳代乃(日本)


★女子スクラッチ
ゴールスプリントを制した地元イギリスのローラ・トロットが優勝! 
日本から出場の上野みなみ選手は序盤から逃げを試みるなど積極的に動くも、11位でレースを終えています。



スプリント勝負となったゴールはトロットが制す Photo:Takenori WAKO



この種目では初めての金メダル獲得となったトロット Photo:Takenori WAKO



表彰式 Photo:Takenori WAKO


終結
1位 Laura TROTT(イギリス)
2位 Kirsten WILD(オランダ)
3位 Stephanie ROORDA(カナダ)
11位 上野みなみ(日本)



★男子1kmタイムトライアル
2013年からずっと表彰台に上がっていたヨアキム・アイラース(ドイツ)が、今年ついに一番高いところに立ちました。初の金メダル獲得です! 2位は“帰ってきた男”テオ・ボス(オランダ)! トラック短距離界のスーパースターだったボスのロードへの転向は衝撃でしたが、今年1月のW杯第3戦ではチームスプリントに出場するなど、本格的にトラック短距離に復帰でしょうか?? ちなみにボスは今回スプリントにもエントリーしています。
尚、この種目には日本からの出場はありません。



2位のテオ・ボス(オランダ) Photo:Takenori WAKO



優勝のヨアキム・アイラース(ドイツ) Photo:Takenori WAKO



2位が続いていたこの種目で、ついに金メダルを手に! Photo:Takenori WAKO



表彰式 Photo:Takenori WAKO


終結
1位 Joachim EILERS(ドイツ) 1:00.042
2位 Theo BOS(オランダ) 1:00.461
3位 Quentin LAFARGUE(フランス) 1:01.581


★男子団体追抜(1回戦〜順位決定戦)
1回戦の結果から1-2位決定戦はイギリスとオーストラリア、3-4位決定戦はイタリアとデンマークの対戦に。
金メダルをかけた争いはオーストラリアがイギリスを下し勝利! 銅メダルはデンマークとなっています。



予選1位ながら最後の最後でオーストラリアに敗れ、金メダルを逃したイギリス Photo:Takenori WAKO



逆転勝利を飾ったオーストラリア Photo:Takenori WAKO



喜びのオーストラリアチーム Photo:Takenori WAKO



表彰式 Photo:Takenori WAKO


終結
1位 オーストラリア 3:52.727
2位 イギリス 3:53.856
3位 デンマーク 3:55.936


★女子団体追抜(予選)
予選1位アメリカ、2位カナダ、3位ニュージーランド、4位オーストラリア、5位イギリス、6位ポーランド、7位イタリア、8位中国までが翌日の1回戦に進出。
日本は4:38.394で13位となり、予選敗退となっています。



予選1位のアメリカ Photo:Takenori WAKO



まさかの予選5位のイギリス。これで1-2位決定戦への進出はなくなり、最高でも銅メダルまでとなってしまった Photo:Takenori WAKO



出走を待つ日本チーム。メンバーは左から中村妃智、梶原悠未、上野みなみ、塚越さくら Photo:Takenori WAKO



日本は4:38.394で13位となった Photo:Takenori WAKO


大会3日目は日本時間18:00より競技開始です!


♦大会3日目のタイムスケジュールはこちら。
http://www.tissottiming.com/File/Download?id=00030D0001FFFFFFFFFFFFFFFFFFFF0D


♦スタートリスト&リザルトはこちらで確認できます。
http://www.tissottiming.com/Competition?id=00030D0001FFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFF&sport=CT&year=2016


本日の日本人選手の出場は男子スプリントに中川誠一郎選手、男子オムニアムに窪木一茂選手、男子ポイントレースに橋本英也選手となっています。


男子短距離はチームスプリントでオリンピックの出場権が取れなかったため、残るは個人枠でスプリントとケイリンの出場権を狙うしかありません。スプリントは中川選手が出場権獲得のギリギリのラインにいるのですが、すぐ下にマレーシアのアワンが追い上げてきており、中川選手とはわずか7ポイント差。アワンに逆転されると日本はスプリントの出場権も逃すことになってしまいます。これはかなり手に汗にぎります…。中川選手、頑張れ!!
男子オムニアムは、やはり世界選手権ということでかなりいいメンバーが顔を揃えています。マーク・カベンディッシュの名前もありますね。日本はこの種目でのオリンピック出場権はほぼ確定しているので、窪木選手にはのびのびと思い切ったレースをしてほしいと思います。
そして男子ポイントレースの橋本選手は、最も得意な種目だけに、本気でメダルを狙っていますよ! 楽しみですね!