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トラックレース&競輪を中心とした自転車競技情報ブログ

 2018-2019トラックW杯第2戦ミルトン大会最終日の日本勢は、男子スプリントで深谷知広6位、脇本雄太14位、河端朋之20位。女子ケイリンは小林優香、太田りゆともに13位。女子オムニアムの梶原悠未は7位


男子スプリント6位の深谷知広 Photo:Takenori WAKO


女子オムニアム7位の梶原悠未 Photo:Takenori WAKO


2018-2019トラックW杯第2戦ミルトン大会も最終日となりました。
この日に行われた種目は男子スプリント、男子マディソン、女子ケイリン、女子オムニアムの4種目。日本は男子マディソンを除く3種目に出場しています。


まずは男子スプリントで深谷知広選手が6位と素晴らしい結果を残してくれました! 9秒761の自己ベストを出し、予選9位と上位からのスタートとなりましたが、やはりこれが大きかったと思います。予選を下位で通過しても本戦の組み合わせがかなり厳しくなってしまうため、できる限り予選で上位に入ることがまずは重要となるからです。深谷選手はハロンの自己ベストをどんどん更新している状況で、これからもっとタイムが出てくる可能性は十分あります。
また、ハロンだけでなく、1/8決勝では実力者のミカエル・ダルメイダ(フランス)を破るなど、対戦でも強いところを見せてくれました。
スプリントは1対1の対戦なので、本当に個と個の強さ勝負という部分が大きく、日本人選手にとってはかなり厳しい種目でもあるのですが、そのスプリントで、しかもこの厚いメンバーで6位に入った深谷選手の今後の戦いに期待が膨らみます!


そして女子オムニアムは梶原悠未選手が7位。
昨シーズンはW杯で2回の優勝を果たした梶原選手ですが、オリンピックの枠取りが始まる今シーズンからは各国のメンバーも相当濃くなり、その中でどんな走りを見せてくれるのか非常に注目していました。スクラッチ4位、テンポレース6位まではいい流れだったものの、エリミネーションで順位を落としてしまったのが残念ですが、それでもシングルリザルトでレースをまとめました。
梶原選手自身は決して満足していないと思いますが、世界のトップメンバーの中で自分の力がどのくらい通用するかをある程度確認することができたという意味で、今後に繋がる一戦になったのではないでしょうか。


では、現地から届いた写真とともに大会最終日の結果を振り返ります。


★男子スプリント
日本からは河端朋之選手、脇本雄太選手、深谷知広選手が出場。
上位28名が通過となる予選は、深谷選手が9秒761 で9位、河端選手が9秒905 で16位、脇本選手が9秒962 で20位となり、全員次の1/16決勝へ。
1/16決勝では深谷選手と脇本選手は勝利しますが、河端選手は敗れ、ここで敗退。
続く1/8決勝では脇本選手はネイサン・ハート(オーストラリア)に敗れますが、深谷選手がミカエル・ダルメイダ(フランス)に勝利し、1/4決勝進出を決めます。
準々決勝となる1/4決勝、深谷選手は予選1位のマシュー・グレッツァー(オーストラリア)との対戦になりますが、2本先取され、勝ち上がることはできず。深谷選手は最終順位を6位として、レースを終えました。
優勝は2大会連続となる グレッツァー。3-4位決定戦はネイサン・ハートを下し、Jeffrey OOGLAND(オランダ)が勝利。



1/4決勝まで勝ち上がった深谷知広だが、世界チャンピオンのマシュー・グレッツァー(オーストラリア)に敗れる Photo:Takenori WAKO



優勝を手にしたのは2大会連続となるグレッツァー Photo:Takenori WAKO



表彰式 Photo:Takenori WAKO


終結
1位 Matthew GLAETZER(オーストラリア)
2位 Harrie LAVREYSEN(オランダ)
3位 Jeffrey OOGLAND(オランダ)
6位 深谷知広(日本)
14位 脇本雄太(JPC)
20位 河端朋之(日本)


★女子オムニアム
日本からは梶原悠未選手が出場。
梶原選手は1種目めのスクラッチ4位、2種目めのテンポレース6位とここまでは上位の着でまとめますが、3種目めのエリミネーションで16位と大きな着を取ってしまい、3種目終えてトップと40点差の暫定7位で最終種目ポイントレースを迎えます。
ポイントレースでは2点獲得しますが、順位は上げられず、梶原選手は最終的に7位でフィニッシュとなりました。
優勝はリオオリンピック金メダリスト、ローラ・ケニー(イギリス)。



最終順位を7位とした梶原悠未 Photo:Takenori WAKO



表彰式 Photo:Takenori WAKO


終結
1位 Laura KENNY(イギリス) 133p
2位 Lizeth Yarely SALAZAR VAZQUEZ(メキシコ) 115p
3位 Jennifer VALENTE(アメリカ) 113p
7位 梶原悠未(日本) 76p


★女子ケイリン
日本からは小林優香選手と太田りゆ選手が出場。
2着上がりの1回戦は太田4着、小林3着で両選手とも敗者復活戦へ。
1着上がりの敗者復活戦は小林選手、太田選手ともに2着となり、2回戦進出はならず。
優勝はMadalyn GODBY(アメリカ)。



敗者復活戦の太田りゆ。惜しくも2着で1回戦敗退となる Photo:Takenori WAKO



勝戦。ステファニー・モートン(オーストラリア)が先頭で残り1周へ Photo:Takenori WAKO



ゴールを制したのはMadalyn GODBY(アメリカ) Photo:Takenori WAKO



表彰式 Photo:Takenori WAKO


終結
1位 Madalyn GODBY(アメリカ)
2位 Stephanie MORTON(ドイツ)
3位 Martha BAYONA PINEDA (コロンビア)
13位 小林優香(ドリームシーカー)
13位 太田りゆ(日本)


★男子マディソン
18チーム出走。日本からの出場はありません。
優勝はラップを決めて大きく得点を伸ばしたデンマーク



表彰式 Photo:Takenori WAKO


終結
1位 デンマーク 38p
2位 イギリス 28p
3位 アメリカ 25p


♦全種目のリザルトはこちらで確認できます。
http://www.tissottiming.com/2018/ctrwcII/ja-jp/Default/

 2018-2019トラックW杯第2戦ミルトン大会2日目の日本勢は、男子ケイリンで脇本雄太6位、河端朋之17位。男子オムニアムは今村駿介16位。女子スプリントは小林優香21位、太田りゆ28位。女子マディソンは18位


2大会連続のメダル獲得はならずも男子ケイリン6位の脇本雄太 Photo:Takenori WAKO


2018-2019トラックW杯第2戦ミルトン大会2日目が終わりました。
この日に行われた種目は男子ケイリン、男子オムニアム、女子スプリント、女子マディソンの4種目。日本は全種目に出場しています。


まず男子ケイリンは、第1戦で優勝を飾った脇本雄太選手が今回も決勝に進出。残念ながら6位と連続でのメダル獲得はなりませんでしたが、コンスタントに決勝に乗れる安定感が頼もしい限りです。
男子オムニアム、女子スプリント、女子マディソンは、やはりこの強豪揃いのメンバーになるとさすがに壁は高く、厳しい戦いとなりました。


では、現地から届いた写真とともに大会2日目の結果を振り返ります。


★男子ケイリン
日本からは河端朋之選手と脇本雄太選手が出場。
2着上がりの1回戦は河端選手4着、脇本選手3着で両選手とも敗者復活戦へ。
1着上がりの敗者復活戦、河端選手と脇本選手は同組となり、脇本選手が1着で2回戦に駒を進めますが、河端選手は3着で敗退。
2回戦を2着で勝ち上がった脇本選手は1-6位決定戦へ進出。2大会連続のメダルに期待がかかりますが、思うように前に上がれず、6着という結果に。優勝はリオオリンピック金メダルのジェイソン・ケニー(イギリス)。



勝戦。周回中 Photo:Takenori WAKO



残り2周。先手を取ったのはジェイソン・ケニー(イギリス)。脇本は4番手 Photo:Takenori WAKO



残り1周。ケニーを交わして先頭に立ったのはHugo BARRETTE(カナダ) Photo:Takenori WAKO



最終バックへ向かっていくところ。脇本は5番手 Photo:Takenori WAKO



ゴール前で先行するBARRETTEを差したケニーが1着。脇本は6着 Photo:Takenori WAKO



表彰式 Photo:Takenori WAKO


終結
1位 Jason KENNY(イギリス)
2位 Hugo BARRETTE(カナダ)
3位 Matthijs BUCHLI(Beat Cycling Club)
6位 脇本雄太(JPC)
17位 河端朋之(日本)


★女子スプリント
日本からは小林優香選手と太田りゆ選手が出場。
上位28名がクリアとなる予選は、小林選手が11秒039の20位、太田選手が11秒153の28位で次の1/16決勝へ。
1/16決勝では、太田選手はリー・ワイジー(ホンコンチャイナ)、小林選手はケイティ・マーチャント(イギリス)に敗れ、両選手ともここで敗退となります。
優勝は2大会連続となるリー・ワイジー



1-2位決定戦。Emma HINZE(ドイツ)をストレートで下したリー・ワイジー(ホンコンチャイナ)が優勝 Photo:Takenori WAKO



表彰式 Photo:Takenori WAKO


終結
1位 LEE Wai Sze(ホンコンチャイナ)
2位 Emma HINZE(ドイツ)
3位 Stephanie MORTON(オーストラリア)
21位 小林優香(ドリームシーカー)
28位 太田りゆ(日本)


★男子オムニアム
日本からは今村駿介選手が出場。
今村選手は1種目めのスクラッチを13位でスタートしますが、2種目めのテンポレースで21位と大きな順位を取ってしまい、3種目めエリミネーションも序盤で一旦除外されますが、直後に集団落車が起こり再発走となったことで救済され、12位。3種目終わった時点で暫定16位で最後のポイントレースを迎えた今村選手ですが、得点して順位を上げることはできず、最終的に16位となっています。
3種目終えて3位だったベンジャミン・トーマス(フランス)がポイントレースでラップに成功するなど大きく得点を伸ばし、逆転で優勝。



エリミネーションでは集団落車が2回起こるアクシデントも Photo:Takenori WAKO



16位でレースを終えた今村駿介 Photo:Takenori WAKO



優勝はベンジャミン・トーマス(フランス) Photo:Takenori WAKO



表彰式 Photo:Takenori WAKO


終結
1位 Benjamin THOMAS(フランス) 144p
2位 Mark STEWART (イギリス) 134p
3位 Campbell STEWART(ニュージーランド) 132p
16位 今村駿介(日本) 35p


★女子マディソン
18チーム出走。日本からは梶原悠未選手と古山稀絵選手が出場。
日本は得点に絡めないままラップダウンとなり、18位でレースを終えました。
優勝は2位以下に大差をつけたイギリス。



梶原悠未&古山稀絵ペアは18位 Photo:Takenori WAKO



優勝のイギリス Photo:Takenori WAKO



表彰式 Photo:Takenori WAKO


終結
1位 イギリス 36p
2位 デンマーク 19p
3位 カナダ 13p
18位 日本(梶原・古山) -20p

 2018-2019トラックW杯第2戦ミルトン大会開幕! 初日の日本勢は男子団体追抜15位、女子団体追抜7位


女子団体追抜は1回戦に進出するも7位 Photo:Takenori WAKO



男子団体追抜は予選敗退で15位 Photo:Takenori WAKO


先週末の第1戦サン=カンタン=アン=イヴリーヌ大会(フランス)に続き、今週は2018-2019トラックW杯第2戦ミルトン大会(カナダ)が行われます。


日本からの出場選手と大会インフォメーションは以下の通りです。


2018-2019 UCIトラックワールドカップ第2戦ミルトン大会
開催場所:カナダ・ミルトン
開催日程:2018年10月26日(金)〜28日(日)
◎スタッフ
監督    ブノワ・ヴェトゥ(短距離ヘッドコーチ)
      イアン・メルビン(中距離ヘッドコーチ)
コーチ   ジェイソン・ニブレット(短距離コーチ)
ドクター  内田彰子(強化医科学部会員)
カニック 森昭雄(強化支援スタッフ)
      斉藤健吾(強化支援スタッフ)
マッサー  中山真臣(強化支援スタッフ)
      木下遥(情報科学スタッフ)
スタッフ  田畑昭秀(情報科学スタッフ)
      レン・パーカー(強化支援スタッフ)
      グレゴリー・レンティン(強化支援スタッフ)
      ロバート・スタンレー(強化支援スタッフ)
      エミリー・フランチェスカ(強化支援スタッフ)
      井上純爾(強化支援スタッフ)
通訳    アリス・ボナミ
◎出場選手
ナショナルチーム
河端朋之(JPCA・JPCU岡山)
深谷知広(JPCA・JPCU愛知)
太田りゆ(JPCA・JPCU埼玉)
一丸尚伍(大分・ブリヂストンサイクリングチーム)
近谷涼(富山・ブリヂストンサイクリングチーム)
橋本英也(岐阜・日本競輪学校
沢田桂太郎(宮城・日本大学
今村駿介(福岡・中央大学
新村穣(茨城・CS Slinger)
中村妃智(千葉・日本体育大学/日本写真判定
梶原悠未(埼玉・筑波大学
橋本優弥(岐阜・鹿屋体育大学
吉川美穂(和歌山・Live GARDEN Bici telle)
古山稀絵(東京・日本体育大学
★ジャパン・プロフェッショナル・サイクリスト・アソシエーションチーム(JPC)
脇本雄太(JPCA・JPCU福井)
★ドリームシーカーチーム(DSR)
小林優香(JPCA・JPCU福岡


♦大会公式サイト
https://www.twcmilton.com/


♦大会プログラム(タイムスケジュールについては直前で変わる可能性がありますのでご注意を。表記の時間は現地時間で、日本のほうが13時間進んでいます)。
http://www.uci.org/docs/default-source/2018-2019-tissot-uci-track-cycling-world-cup/competitionschedule-milton.pdf?sfvrsn=1c8bdf9c_6


♦スタートリストやリザルトは随時こちらにアップされます。
http://www.tissottiming.com/2018/ctrwcII/ja-jp/Default/


YouTubeでのライブ配信はこちら。大会最終日のイブニングセッションが配信されます。日本時間の10月22日(月)05:00頃スタート予定。
https://www.youtube.com/watch?v=hGpk062Se9E


今大会の日程は公式には10月26日(金)スタートですが、前日の25日(木)に男・女団体追抜の予選が行われていますので、初日の結果と合わせ、レポートします。


前日&初日の日本勢は男女団体追抜のみの出場でしたが、男子は予選で4分04秒台とタイムが出ず、まさかの最下位という厳しい結果に。女子はギリギリ8位で予選を通過し、3-4位決定戦進出の望みを残しましたが、1回戦でもタイムは伸びず、最終的に7位でレースを終えています。
今シーズンから東京オリンピックに向けたポイント獲りが始まり、各国トップメンバーを揃えての参戦となっていることを考えると、やはり昨シーズンのようには簡単にいかないと痛感させられます。現在のところ日本は、男子は3分57秒台、女子は4分22秒台のベストタイムを持っていますが、これに近いタイムをコンスタントに出せないと表彰台争いはもとより、予選突破も危うくなる状況だといえます。


では、現地から届いた写真とともに大会前日&初日の結果を振り返ります。


★男子団体追抜(予選・1回戦・決勝)
15チーム出走。日本からは一丸尚伍選手、近谷涼選手、今村駿介選手、沢田桂太郎選手が出場。
前日に行われた予選では、日本は4分04秒660 で15位となり、1回戦進出はならず。
1-2位決定戦は予選1位のイギリスのトレードチーム、Huub Wattbike Test Teamと予選3位のデンマークとの対戦になり、第1戦で優勝を飾っているデンマークが勝利。3-4位決定戦はイギリスがフランスを下しています。



予選の出走を待つ日本 Photo:Takenori WAKO



日本は4分04秒660で15位。予選敗退となった Photo:Takenori WAKO



3位イギリス Photo:Takenori WAKO



2位Huub Wattbike Test Team Photo:Takenori WAKO



優勝のデンマーク Photo:Takenori WAKO



表彰式 Photo:Takenori WAKO


終結
1位 デンマーク 3:53.499
2位 Huub Wattbike Test Team 3:56.699
3位 イギリス 3:54.134
15位 日本(一丸・近谷・今村・沢田) 4:04.660


★女子団体追抜(予選・1回戦・決勝)
12チームが出走。日本からは梶原悠未選手、古山稀絵選手、橋本優弥選手、吉川美穂選手が出場。
前日に行われた予選では、日本は4分29秒584で8位となり、1回戦進出を決めます。
翌日の1回戦は予選5位のカナダとの対戦となり、日本はメンバーを梶原選手から中村妃智選手に変更して臨みましたが、4分31秒246で敗れ、タイム次第で可能性のあった3-4位決定戦進出も叶いませんでした。
優勝は予選から圧倒的な力を見せたイギリス。3-4位決定戦はニュージーランドがドイツに勝利しています。



中距離女子5選手でレース前のアップ中 Photo:Takenori WAKO



予選を4分29秒台の8位で通過した日本だが、1回戦では31秒台とタイムを落とし、最終的に7位となった Photo:Takenori WAKO



3位ニュージーランド Photo:Takenori WAKO



2位イタリア Photo:Takenori WAKO



優勝のイギリス Photo:Takenori WAKO



表彰式 Photo:Takenori WAKO


終結
1位 イギリス 4:18.138
2位 イタリア 4:21.936
3位 ニュージーランド 4:19.247
7位 日本(中村・古山・橋本・吉川) 4:31.246


★男子チームスプリント(予選・1回戦・決勝)
14チームが出走。日本からの出場はありません。
1-2位決定戦は予選1位のオランダと予選2位のBeat Cycling Clubというオランダ勢同士の対戦となり、オランダが第1戦に続いて優勝。3-4位決定戦はイギリスがニュージーランドに勝利。



3位イギリス Photo:Takenori WAKO



2位Beat Cycling Club Photo:Takenori WAKO



優勝のオランダ Photo:Takenori WAKO



表彰式 Photo:Takenori WAKO


終結
1位 オランダ 42.828
2位 Beat Cycling Club 43.306
3位 イギリス 43.126


★女子チームスプリント(予選・1回戦・決勝)
17チームが出走。日本からの出場はありません。
1-2位決定戦は予選1位のオーストラリアと予選4位のドイツの対戦となり、オーストラリアが優勝。3-4位決定戦はロシアのトレードチーム、Gazprom-Rusvelo がオランダに勝利。



3位Gazprom-Rusvelo Photo:Takenori WAKO



2位ドイツ Photo:Takenori WAKO



優勝のオーストラリア Photo:Takenori WAKO



表彰式 Photo:Takenori WAKO


終結
1位 オーストラリア 32.456
2位 ドイツ 32.693
3位 Gazprom-Rusvelo 32.692


★男子スクラッチ
日本からの出場はありません。
単独でラップを決めたウクライナの Vitaliy HRYNIVが優勝。



優勝したVitaliy HRYNIV(ウクライナ) Photo:Takenori WAKO




表彰式 Photo:Takenori WAKO


終結
1位 Vitaliy HRYNIV(ウクライナ
2位 Oliver WOOD(イギリス)
3位 Christos VOLIKAKIS(ギリシャ


★女子スクラッチ
日本からの出場はありません。
優勝はロシアのAlexandra GONCHAROVA。



優勝したAlexandra GONCHAROV(ロシア) Photo:Takenori WAKO



表彰式 Photo:Takenori WAKO


終結
1位 Alexandra GONCHAROVA(ロシア)
2位 Olivija BALEISYTE(リトアニア
3位 Jennifer VALENTE (アメリカ)

 2018アジア競技大会トラック最終日は男子ケイリンで新田祐大が銀メダル獲得! 脇本雄太は5位。男子マディソンは橋本英也&今村駿介が銅メダル獲得! 女子マディソンは4位、女子スプリントは太田りゆ8位、前田佳代乃9位


男子マディソンで銅メダルを獲得した橋本英也(左)と今村駿介。 提供・日本自転車競技連盟


2018アジア大会、トラック種目最終日となる本日は男子ケイリン(1回戦〜決勝)、女子スプリント(1/4決勝〜決勝)、男女マディソンが行われました。


まずは男子ケイリン、新田選手が銀メダル! ゴールの写真を見ると、本当に僅差でタイの選手に差されての2着ということで、新田選手としてはかなり悔しい結果だとは思うのですが、ケイリンでのメダルは絶対条件のなか、銀メダルを確保してくれました。同じく決勝に乗った脇本選手は残念ながら5位でレースを終えています。


男子マディソンは銅メダル獲得です! 2月のアジア選手権では表彰台に上がれなかったこともあり、ちょっと心配な種目ではありましたが、今回は橋本選手と今村選手のコンビで臨み、見事メダル獲得となりました。


女子マディソンは梶原悠未選手と橋本優弥選手のコンビで臨みましたが、残念ながら4位とメダルには届かず。
マディソンは東京オリンピックの種目でもありますが、現状で男女ともにかなりの強化が必要な種目だけに、これからどう戦っていくのか注目したいところです。


女子スプリントは1/4決勝まで勝ち上がった太田選手でしたが、ホンコンチャイナのリー・ワイジー選手が相手ではさすがに分が悪く、1/2決勝に勝ち進むことはできませんでした。


では、トラック最終日(8月31日)のレポートです。 ※写真と選手コメントはJCFからの提供。


★男子ケイリン(1回戦〜決勝)
日本からは新田祐大脇本雄太が出場。
2着勝ち上がりの1回戦は新田、脇本ともに1着で2回戦進出を決める。2回戦は第1ヒートの新田が2着、第2ヒートの脇本が1着で両名揃って1-6位決定戦へ。
1-6位決定戦では先行する新田と追い込んできたタイの選手が僅差のゴール勝負となり、わずかに差したタイの選手が優勝。新田は惜しくも銀メダルとなった。脇本は5着。


<競技結果>
1位 ANGSUTHASAWIT Jai (タイ)
2位 新田祐大 (日本)
3位 AWANG Mohd Azizulhasni (マレーシア)
5位 脇本雄太(日本)


新田祐大コメント
「今大会のチームスプリントで自己ベストが出たので、最終日のケイリンに向けて高いモチベーションをもっていた。決勝では落ち着いて、力を発揮することだけを考えて走った。思ったような展開にはならなかったが、残り1周回で自分の力を出そうと思っており、それはうまくいったが、最後に抜かれてしまった。ゴールライン直前で、抜き返すべくハンドルを投げたがわずかに届かなかった。今大会への出発直前に落車したが、コーチに『出たいと思っているなら出るべき』と言ってもらい、そう思ってくれる監督や、現地に来てから完璧な状態に調整していただいたスタッフ、ここに来れなかった仲間のためにも必ずメダルを取りたいと思っていた。」



勝戦。ゴール前の直線、先行する新田にANGSUTHASAWIT(タイ)が迫る。 提供・日本自転車競技連盟



ゴールは僅差で新田が敗れ、銀メダルとなった。 提供・日本自転車競技連盟



表彰式。 提供・日本自転車競技連盟


★男子マディソン
日本からは橋本英也と今村駿介が出場。
前半はホンコンチャイナ、韓国と並びラップにも成功した日本だが、後半でラップダウンとなってしまう。それでも最終的に28点獲得の3位に入り、銅メダルを獲得した。
優勝は韓国との競り合いを制したホンコンチャイナ。


<競技結果>
1位 ホンコンチャイナ 59点(1ラップ)
2位 韓国 53点(1ラップ)
3位 日本(橋本英也・今村駿介) 28点


橋本英也コメント
「昨日のオムニアムの疲れが残っていたので、最終日のマディソンは勢いで走った。ここに来るまでマディソンに特化したトレーニングをしていなかったため、まずはメダルを目標にして走った。銅メダルを獲得できて良かったが、上位2カ国とは大きな差があった。東京オリンピックに向けて、チームパシュート、オムニアム、マディソンとすべての種目への能力を高めていき、もし今後マディソンに集中するなら、ヨーロッパの六日間レースに出場することなども考えていきたい。」



橋本と今村のコンビで臨んだ日本。 提供・日本自転車競技連盟



ホンコンチャイナ、韓国には水をあけられたものの、3位に入り銅メダルを獲得。 提供・日本自転車競技連盟



表彰式。 提供・日本自転車競技連盟


★女子マディソン
日本からは梶原悠未と橋本優弥が出場。
韓国とホンコンチャイナがリードする展開のなか、日本は思うように得点が伸ばせず、最終的に14点獲得の4位となり、メダル獲得はならなかった。
金メダルは2位のホンコンチャイナに15点差をつけて圧勝した韓国。


<競技結果>
1位 韓国 76点(2ラップ)
2位 ホンコンチャイナ 61点(2ラップ)
3位 中国 31点
4位 日本(梶原悠未・橋本優弥) 14点


★女子スプリント(1/4決勝〜決勝)
日本からは前日の1/8決勝を勝ち上がった太田りゆが出場。
1/4決勝でリー・ワイジー(ホンコンチャイナ)と対戦した太田はストレートで敗れ、ここで敗退となった。
リー・ワイジーとリ・ヘジン(韓国)の対戦になった1-2位決定戦は、リーが勝利。リーは前回大会同様、今回もケイリンとスプリントの2冠を達成した。3-4位決定戦はチョ(韓国)がゾン(中国)を下した。


<競技結果>
1位 LEE Wai Sze (ホンコンチャイナ)
2位 LEE Hyejin (韓国)
3位 CHO Sunyoung (韓国)
8位 太田りゆ(日本)
9位 前田佳代乃(日本)


♦全てのリザルトはこちらで確認できます。
http://www.tissottiming.com/Competition/0003100003


以上でトラック種目の全競技が終了、また今大会における自転車競技の全日程も終了しました。


今大会でのトラックのメダル獲得数は金2、銀3、銅4。自転車競技全体ではBMXでの金1と、ロードの銀2、銅2を合わせ、日本勢は金3、銀5、銅6という結果になりました。

 2018アジア競技大会トラック4日目は男子オムニアムで橋本英也が金、男子スプリントで深谷知広が銀メダルを獲得! 女子個人追抜は中村妃智6位。女子スプリントは太田りゆが1/4決勝進出、前田佳代乃は1/8決勝敗退


男子オムニアムで金メダルを獲得した橋本英也。 提供・日本自転車競技連盟



男子スプリントで銀メダルを獲得した深谷知広。 提供・日本自転車競技連盟


2018アジア大会、トラック種目4日目となる本日は男子オムニアム、男子スプリント(1/2決勝〜決勝)、女子個人追抜(予選〜決勝)、女子スプリント(予選〜1/8決勝)が行われました。


まずは男子オムニアム、橋本選手が昨日の梶原選手に続いて金メダル獲得です! 3種目終えて暫定首位で最終種目のポイントレースを迎え、途中逆転され3位に落ちるなど、ちょっとハラハラもしましたが、最後は僅差の争いを制して優勝。
前回大会ではトップと50点以上の差がありながら、最後のポイントレースでひっくり返す大逆転劇を演じた橋本選手ですが、これで2大会連続での金メダル獲得となりました。橋本選手、おめでとうございます!


男子スプリントは深谷選手が惜しくも銀メダル! アワン選手との1-2位決定戦でしたが、やはり簡単には勝たせてくれませんね…。
とはいえ、深谷選手はしばらく競技を離れていて、昨シーズンからナショナルチームに復帰したこともあり、スプリントを走る機会がまだ少なく、2月のアジア選手権の時にも「もっと250バンクの走り方に慣れないといけない」と話していたのですが、だいぶ感触がつかめてきているのではないしょうか。もともとスプリントでも「怪物」ぶりを発揮していた深谷選手なので、これからがさらに楽しみです。


女子個人追抜は中村選手が出場しましたが、予選6位で残念ながらメダル決定戦には進めず。2月のアジア選手権では3分40秒台で走った中村選手だけに、予選のタイム(3分50秒台)はちょっと予想外でもあり、なんとも悔しいですね…。


女子スプリントは前田選手が予選8位、太田選手が予選9位とちょっと厳しいところからのスタートとなりましたが、1/8決勝で日本人対決となってしまい、ここは太田選手が勝利し、明日の1/4決勝に駒を進めています。


では、トラック4日目(8月30日)のレポートです。 ※写真と選手コメントはJCFからの提供。


★男子オムニアム
日本からは橋本英也が出場。
1種目めのスクラッチは、5人のラップが決まり、8位からのスタートとなった橋本。2種目めのテンポレースはラップに成功し、2位。3種目めのエリミネーションは1位となり、ここで橋本が暫定トップに立つ。
2位のレン(ホンコンチャイナ)、3位のザカロフ(カザフスタン)とは4点差で最終種目のポイントレースを迎えた橋本は、前半で一度逆転され、3位まで順位を落とすも、後半に入っての2回の1着通過で大きく得点を伸ばし、再びトップに。そのまま最後まで順位を守りきり、優勝を飾った。
橋本はこの種目で2大会連続の金メダル獲得となった。


<競技結果>
1位 橋本英也(日本) 119点
2位 LEUNG Chun Wing(ホンコンチャイナ) 114点
3位 ZAKHAROV Artyom (カザフスタン) 112点


橋本英也コメント
「最初のスクラッチは8位と良くないスタートだったが、スクラッチでは強い選手がわかっているので、彼らに先行されないよう気をつけていた。その後のテンポレース、エリミネイション、ポイントレースと自分らしく走ることができ、優勝することができた。最後のポイントレースでは、2位と4ポイント差、思っていたより少ないポイント差からのスタートで、途中逆転される場面もあったが、上位の選手をマークしながら、他の選手が疲れたところでポイント獲得を重ねた。前大会は運が良くて勝ったが、今大会では実力で勝つことができた。強さを証明できたと思うし、手応えがある。次はワールドカップや世界選手権での優勝をめざしたい。」



2種目めのテンポレースではラップを決め、2位の橋本。 提供・日本自転車競技連盟



3種目めのエリミネーションでは1位となり、ここで暫定首位に立った橋本。最終種目のポイントレースでは一度逆転されるも、再びトップを奪い返し、2大会連続の優勝を果たした。 提供・日本自転車競技連盟



表彰式。 提供・日本自転車競技連盟


★男子スプリント(1/2決勝〜決勝)
日本からは前日の1/4決勝を勝ち上がった深谷知広が出場。
準決勝となる1/2決勝でシャロム(マレーシア)と対戦した深谷はストレートで勝利し、1-2位決定戦進出を決める。1-2位決定戦の相手は、かつてこの種目で世界選手権銀メダルも獲得しているアワン(マレーシア)。強豪との対戦に、深谷の勝利は叶わず、惜しくも銀メダルとなった。
3-4位決定戦は3本目までもつれながらも、シャロムを下したイム(韓国)が銅メダル獲得。


<競技結果>
1位 AWANG Mohd Azizulhasni (マレーシア)
2位 深谷知広(日本)
3位 IM Chaebin (韓国)
7位 脇本雄太(日本)


深谷知広コメント
「決勝の1本目は手ごたえがあったけど負けてしまった。2本目は何度かチャンスがあったものの、それを掴むことはできなかった。アワン選手との力の差はあまり感じていない、経験の差だと思う。今回は自分の成長を実感する大会になった。競技を始めて1年でここまで来れるとは思っていなかった。しかし、金メダルが取れる位置にあったのでやはり悔しい気持ち。短距離種目のうちどの種目が向いているか、自分の特性はまだわからないので、今後、競技をやりながら、全ての底上げを図っていきたい。」



1-2位決定戦でアワン(マレーシア)に敗れて銀メダルとなった深谷。 提供・日本自転車競技連盟



表彰式。 提供・日本自転車競技連盟


★女子3km個人追抜(予選〜決勝)
日本からは中村妃智が出場。
3分50秒604 で予選6位となった中村は、メダル決定戦には進出できず。
予選で3分33秒048をマークし、自身の持つアジア記録を更新したリー(韓国)が、1-2位決定戦では追い抜きでワン(中国)に勝利し、金メダルを手にした。3-4位決定戦はファン(チャイニーズタイペイ)がインドネシアに勝利。


<競技結果>
1位 LEE Jum (韓国) 追い抜き勝ち
2位 WANG Hong (中国)
3位 HUANG Ting Ying (チャイニーズタイペイ) 3分45秒449
6位 中村妃智(日本) 3分50秒604


★女子スプリント(予選〜1/8決勝)
日本からは前田佳代乃、太田りゆが出場。
予選は前田が11秒305で8位、太田は11秒360で9位。予選1位は10秒583の大会記録を出したリー(ホンコンチャイナ)。
続く1/8決勝は前田と太田の対戦となり、太田が勝利で1/4決勝に進出。前田はここで敗退となった。


<途中経過>
太田りゆ→1/4決勝進出
前田佳代乃→1/8決勝敗退


♦リザルト、スタートリストはこちらで確認できます。
http://www.tissottiming.com/Competition/0003100003


トラック5日目となる明日は、いよいよ最終日。男子ケイリン(1回戦〜決勝)、女子スプリント(1/4決勝〜決勝)、男女マディソンが行われます!

 2018アジア競技大会トラック3日目は女子オムニアムで梶原悠未が金、男子個人追抜で近谷涼が銀メダルを獲得! 男子スプリントは深谷知広がセミファイナル進出、脇本雄太は1/4決勝敗退


女子オムニアムで金メダル獲得の梶原悠未 提供・日本自転車競技連盟



男子個人追抜で銀メダル獲得の近谷涼 提供・日本自転車競技連盟


2018アジア大会、トラック種目3日目となる本日は女子オムニアム、男子個人追抜、男子スプリント(予選〜1/4決勝)が行われました。


まずは女子オムニアムで梶原選手がやってくれました! チャイニーズタイペイのファン・ティンイン選手との一騎打という様相になりましたが、3種目を終えトップで迎えた最終種目のポイントレースでも、きっちりポイントを積み重ね、最終的に10点以上の差をつけて優勝。見事金メダル獲得となりました!
アジア大会でのオムニアムは前回大会から採用され(前回は6種目を2日間で争うルールでの実施でしたが)、女子のメダル獲得は今回が初。そして今大会の自転車競技ではBMXの長迫吉拓選手に次ぐ2つ目の金メダルとなりました! 梶原選手、本当におめでとうございます!


男子個人追抜の近谷選手は銀メダル! 予選2位で1-2位決定戦に進出しましたが、残念ながら韓国のパク選手に敗れてしまいました。ただ、これはもう4分19秒台というアジア記録を叩き出したパク選手が強かった…。


男子スプリントは1/4決勝までが行われ、脇本選手は予選4位、深谷選手が予選6位から順調に勝ち上がります。1/4決勝では深谷選手が中国の選手にストレートで勝利し、明日の1/2決勝へ駒を進めましたが脇本選手はマレーシアの強豪・アワン選手に敗れてしまい、ここで敗退となってしまいました。脇本選手はケイリンがもっとも得意な種目ではあるものの、スプリントでも相当強くなっているのですが、やはりずば抜けたセンスとテクニックを持つアワン選手の底力はさすがとしか言いようがありません。
しかし、深谷選手が勝ち上がっていますので、金メダルを目指して張ってほしいですね!


では、トラック3日目(8月29日)のレポートです。 ※写真と選手コメントはJCFからの提供。


★女子オムニアム
日本からは梶原悠未が出場。
1種目めのスクラッチは、ウズベキスタンの選手が単独ラップを決めるなか、梶原は最後のゴールスプリントで2着に入り、3位。2種目めのテンポレースは後半から怒涛の連続得点で1位、3種目めのエリミネーションも1位。暫定2位のファン・ティンイン(チャイニーズタイペイ)とは2点差の暫定首位で、最終種目のポイントレースを迎える。
ポイントレースでは最初のスプリント周回以外はすべてのポイントに絡み、貫禄の走りを見せた梶原が優勝を決め、金メダルを手にした。


<競技結果>
1位 梶原悠未(日本) 138点
2位 HUANG Ting Ying(チャイニーズタイペイ) 126点
3位 KIM Youri(韓国) 121点


梶原悠未コメント
アジア選手権で二連覇しているので、今回は金メダルだけを狙ってきた。金メダルを獲
得し、表彰台に立ったときはすごく嬉しかった。たくさんの方々に応援してもらったこと、会場に来てくれた母、サポートしてくれたチームに感謝の気持ちを伝えたい。スタッフの皆さんが全力でサポートしてくれたので、今日は自信をもって走ることができた。最初のスクラッチでは、1選手先行を許し、スプリントでも負けて3位だったが、次のテンポレースは得意なレースだったので、自分が一番強いという強い気持ちをもって走り、ここからは落ち着いて走ることができた。最後のポイントレースでも冷静にライバルたちのポイントを計算しながら走ることができた。」


1種目めのスクラッチを走る梶原。 提供・日本自転車競技連盟



暫定首位で迎えたポイントレースも落ち着いたレース運びで得点を重ね、見事金メダル獲得となった。 提供・日本自転車競技連盟



表彰式。 提供・日本自転車競技連盟


★男子4km個人追抜(予選〜決勝)
日本からは近谷涼が出場。
4分26秒503で予選2位となった近谷は、1-2位決定戦へ進出。予選で4分19秒672のアジア記録を出したパク・サンホン(韓国)との対戦となった1-2位決定戦は、パクが追い抜きで勝利。敗れた近谷は銀メダルとなった。
3-4位決定戦はザカロフ(カザフスタン)がコウ(ホンコンチャイナ)に追い抜き勝ち。


<競技結果>
1位 PARK Sanghoon (韓国) 追い抜き勝ち
2位 近谷涼(日本)
3位 ZAKHAROV Artyom (カザフスタン) 追い抜き勝ち


近谷涼コメント
「仕上がりについては満足できるものではなかったが、今できることはできたと思う。今回出場した全ての種目でメダルが取れて良かった。今年のアジア選手権で優勝しており、同じ年に開催されるアジア大会だったため、金メダルを取りたかった。しかし、韓国はすごく強く、今回の相手も今まで勝ったことがない相手。いいレースをして勝てたら良かったが力負けしてしまった。東京五輪でメダルを取ることを目標にやっており、そのためにはアジアのトップになることが必要。次は負けたくない。」



予選2位で1-2位決定戦に臨んだ近谷。残念ながら敗れるも、銀メダルを獲得。 提供・日本自転車競技連盟



表彰式。 提供・日本自転車競技連盟


★男子スプリント(予選〜1/4決勝)
日本からは脇本雄太深谷知広が出場。
予選は脇本が9秒963で4位、深谷は10秒052で6位。予選1位は9秒865の大会記録を出したイム(韓国)。予選上位13名は1/8決勝からの登場となる。
1本勝負の1/8決勝は脇本、深谷ともに勝利。1/4決勝へ駒を進める。
3本勝負となる1/4決勝、脇本は実力者のアジズルハスニ・アワン(マレーシア)にストレートで敗れ、ここで敗退。ゾウ・ユ(中国)と対戦した深谷はストレートで勝利し、準決勝となる1/2決勝進出を決めた。


<途中経過>
深谷知広→1/2決勝進出
脇本雄太→1/4決勝敗退


♦リザルト、スタートリストはこちらで確認できます。
http://www.tissottiming.com/Competition/0003100003


明日のトラック4日目は男子スプリント(1/2決勝〜決勝)、男子オムニアム、女子スプリント(予選〜1/8決勝)、女子個人追抜(予選〜決勝)が行われます!

 2018アジア競技大会トラック2日目の日本勢は団体追抜で男女とも銅メダルを獲得! 女子ケイリンは太田りゆ8位、前田佳代乃13位


団体追抜は男女とも銅メダル獲得! 提供・日本自転車競技連盟


2018アジア大会、トラック種目2日目となる本日は、男女団体追抜(1回戦・決勝)と女子ケイリン(1回戦〜決勝)が行われました。


まずは男子団体追抜。前日の予選で5位となり、金メダル獲得の望みは絶たれてしまいましたが、1回戦ではきっちりタイムを出し、3-4位決定戦へ進出。対戦相手のカザフスタンを追い抜きで下し、銅メダル獲得となりました!
今回選手たちが目指していたのは表彰台の一番高いところだったはずなので、この結果には悔しい思いもあるかと思うのですが、これを糧にこれから始まるW杯シーズンに向け(ここから東京オリンピックに向けた枠取りがスタートします!)頑張ってほしいですね!


そして、女子団体追抜も銅メダル獲得! 前日の予選3位から1回戦では中国に敗れ、1-2位決定戦進出を逃しますが、タイム順で3-4位決定戦へ。ただ、この1回戦でのタイムも4分33秒台(予選とほぼ同じタイム)で、タイムが上がってこないのが少々気がかりではあるのですが、3-4位決定戦では対戦相手のホンコンチャイナを追い抜きで下しました。
女子も4分22秒台のアジア記録を持つ日本としては、狙っていたのはもっと上の順位だったと思うのですが、それでもアジア大会での女子団体追抜のメダル獲得は今回が初(前回大会は4位)。最近の活躍を見ているとつい忘れがちなのですが、女子団体追抜の急激な進化は、まだここ1年ほどのこと。これまでのことを思うと、たとえどんな色でもアジア大会でのメダル獲得には感慨深いものがあります。本当におめでとうございます!


女子ケイリン前田佳代乃選手が1回戦敗退で13位、太田りゆ選手が2回戦まで進みましたが、決勝には進出できず、最終的に8位でレースを終えました。女子の短距離はアジアの大会でも苦戦が続き、表彰台に上がることもなかなか簡単ではないのですが、各国のレベルもどんどん上がってきているようで、本当に厳しいですね…。


では、トラック2日目(8月28日)のレポートです。 ※写真と選手コメントはJCFからの提供。


★男子団体追抜(1回戦・決勝)
1回戦、予選5位の日本は予選8位のUAEと対戦。一丸尚伍、今村駿介、近谷涼、橋本英也のメンバーで臨んだ日本は、4分04秒222で勝利。タイム順で3-4位決定戦進出を決める。カザフスタンとの対戦となった3-4位決定戦は追い抜き勝ち。2大会連続での銅メダル獲得となった。
予選でアジア記録を更新した韓国が1回戦でDNFとなる波乱のなか、優勝したのは中国。


<競技結果>
1位 中国 4分03秒790
2位 ホンコンチャイナ 4分10秒368
3位 日本(一丸尚伍・今村駿介・近谷涼・橋本英也) 追い抜き勝ち


橋本英也コメント
「最低限の結果を出すことができた。今日は有酸素運動に強い自分がメンバーに入り、確実に銅メダルを狙える作戦で走った。調子はいいのでディフェンディングチャンピオンとして出走するオムニアムでは優勝を狙いたい。優勝する自信はある。」



銅メダルを獲得した日本。 提供・日本自転車競技連盟



表彰式。 提供・日本自転車競技連盟


★女子団体追抜(1回戦・決勝)
1回戦、予選3位の日本は予選2位の中国と対戦。吉川美穂、梶原悠未、鈴木奈央、橋本優弥のメンバーで臨んだ日本は、4分33秒370 で中国に敗れ、1-2位決定戦進出を逃すも、タイムで3-4位決定戦に進む。3-4位決定戦ではメンバーを鈴木から中村妃智に変更した日本は、対戦相手のホンコンチャイナを追い抜きで下し、銅メダルを手にした。
この種目でのアジア大会でのメダル獲得は今大会が初となる。


<競技結果>
1位 韓国 4分23秒652
2位 中国 追い抜かれ
3位 日本(吉川美穂・梶原悠未・中村妃智・橋本優弥) 追い抜き勝ち


梶原悠未コメント
「金メダルを狙っていたため、銅メダルになってしまったことに悔しさは残っている。予選では隊列が乱れ、反省点が残る走りだった。一回戦で対戦した中国とは、予選のタイムを見ても戦える自信はあった。中国に勝って決勝に進みたかったが、後半にペースが落ちてしまい2秒ほど及ばず、3位決定戦に回ることになった。3位決定戦では、メダルを確実に獲得することを目標に走った。今回は全員の脚が揃っていない状態だったが、それでもチームとしてメダルを取れるということを証明できたことはよかったと思う。明日のオムニアムでは絶対に金メダルを取りたい。」



女子も銅メダルを獲得! 提供・日本自転車競技連盟



表彰式。 提供・日本自転車競技連盟


★女子ケイリン(1回戦〜決勝)
日本からは前田佳代乃、太田りゆが出場。
2着勝ち上がりの1回戦は、太田4着、前田6着でともに敗者復活戦へ。敗者復活戦では太田が1着で2回戦進出を決めるも、前田は4着で敗退となる。
準決勝となる2回戦、第1ヒートに出走した太田はリー(ホンコンチャイナ)やゾン(中国)ら強豪を崩せず4着。決勝進出はならず、7-12位決定戦へ。7-12位決定戦は2着で、太田の最終順位は8位となった。
優勝は前回大会の覇者、リー・ワイジー


<競技結果>
1位 LEE Wai Sze(ホンコンチャイナ)
2位 LEE Hyejin (韓国)
3位 ZHONG Tianshi (中国)
8位 太田りゆ(日本)
13位 前田佳代乃(日本)


♦リザルト、スタートリストはこちらで確認できます。
http://www.tissottiming.com/Competition/0003100003


明日のトラック3日目は男子スプリント(予選〜1/4決勝)、男子個人追抜(予選〜決勝)、女子オムニアムが行われます!